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所長
神浦元彰
軍事ジャーナリスト
Director
Kamiura Motoaki
Military Analyst

English Column of This Month!VOICE OF Mr.KAMIURA

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日本や世界で現在進行形の最新の軍事情報を選別して、誰にでもわかるような文章で解説します。ホットな事件や紛争の背景や、将来の展開を予測したり、その問題の重要性を指摘します。J-rcomでは、日本で最も熱い軍事情報の発信基地にしたいと頑張ります。(1999年11月)

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2015.04.08

 ティクリートで殺害されたイラク士官候補生1700人の遺体収容開始 

カテゴリイラク出典 ウォール・S・ジャーナル 4月8日 電子版 
記事の概要
イラク北部のティクリートで7日、過激派組織「イスラム国」に虐殺された推定1700人のイラク空軍士官候補生のものとみられる遺体の収容が、イラク政府の法医学調査チームによって始まった。

昨年6月に起きたこの大量殺りくはイスラム国の残虐性をあらためて印象づける事件だった。

イラク内閣の総合安全保障司令室トップで調査の指揮を支援するムハンマド・アル・タミミ氏によると、7日に11カ所から37遺体が収容された。

イラク政府軍は数日前、1カ月に及ぶイスラム国との戦闘で同市を奪還した。

タミミ氏は、1日にできる掘り起こし作業には限度があるため、遺体の収容には時間がかかると述べた。

また、法医学の専門家は遺体が埋められている場所から発見できるのは500〜600遺体になるとみているという。

これは行方不明になっている1700人の士官候補生のごく一部にすぎない。

タミミ氏は「遺体の一部を行方不明の士官候補生に関する情報と共にバグダットに送り、DNA鑑定と犠牲者の身元確認を行っているため、複雑だ」と説明した。

遺体はサダム・フセイン元大統領が建てた宮殿の敷地内の8カ所と、市内の別の3カ所で見つかった。

タミミ氏によると、イラク当局は、拘束したイスラム国戦闘員5人を週末にかけてティクリートに連行し、尋問で得た供述を基に遺体が埋められた場所を特定した。

士官候補生の虐殺は、イスラム国軍が昨年6月、イラク第2の都市モスルを電撃的に制圧し、南部へと勢力を拡大する中で発生した。

士官候補生はティクリートから数キロ離れた米軍基地から脱出する際につかまった。

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2015.04.08

 日本の軍事的役割 日本国内は7割「制限を」 米国は5割「拡大を」 

カテゴリ日米同盟出典 朝日新聞 4月8日 朝刊 
記事の概要
日本のアジア太平洋地域での軍事的役割について、米国では約5割の人が「より積極的に役割を果たすべきだ」と答えたのに対し、日本では約7割が「制限すべきだ」と役割拡大を否定的に見ていることが、米調査機関ピュー・リサーチ・センターが日米両国で実施した世論調査で分かった。

調査は、米国では2月中旬、日本では1月末から2月中旬まで、18歳以上の各千人を対象に電話で実施。

日米両国は3人に2人以上が互いの国を「信用できる」と回答したが、「中国を信用できる」と答えたのは、米国では30%、日本では7%にとどまった。

ただ、米国で、経済的結びつきで日中のどちらが重要か聞いたところ、「中国」を挙げる人が43%で、「日本」の36%を上回った。

特に18歳から29歳の若者層でその傾向が強く、6割強が「中国」と答えた。

日本の戦時中の行為について「日本は十分謝罪した」と感じる米国人は37%で、「謝罪の必要はない」が24%、「不十分」は29%だった。

一方、米国の原爆投下について、米国人の56%が「正当化される」と答え、「正当化されない」は34%。逆に日本では79%の人が「正当化されない」と答えた。

米国では、日韓関係が慰安婦問題で緊張していることを「よく聞いたことがある」と答えた人は10%で、「少し」は31%。「まったく聞いたことがない」は57%だった。

また、日本の有名人や企業の名前を挙げて印象を尋ねたところ、米国でイチロー選手に好感を持つ人は47%だったのに対し、安倍晋三首相への好感は11%にとどまり、7割超が名前を聞いたことがないと答えた。

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2015.04.08

 南シナ海の「軍事化懸念」米国防長官、中国非難 日韓改善促す 

カテゴリ米軍出典 読売新聞 4月8日 朝刊 
記事の概要
米国のアシュトン・カーター国防長官は、訪日を機に読売新聞の書面インタビューに応じた。

カーター氏は、南シナ海で中国が進める岩礁の埋め立てについて、「軍事化の可能性を懸念している」と述べ、強く非難した。

日韓関係については、両国が過去の緊張や今日の政治状況を乗り越え、米国を加えた3か国による未来志向の連携で地域の安定を確保する必要性も訴えた。

カーター氏は7日来日し、8日の日米防衛相会談に臨む。

カーター氏は中国の埋め立てを、「東南アジア諸国連合(ASEAN)に対して行った約束と矛盾する。こうした活動は緊張を深刻に高め、外交解決の可能性を減らす」と批判した。

米政府は中国が南シナ海に防空識別圏(ADIZ)を一方的に設定することを警戒しており、埋め立て拡大を強くけん制した形だ。

中国が挑発行為を続ける沖縄県の尖閣諸島については、オバマ米大統領が昨年4月の訪日時に強調した「日米安全保障条約第5条の適用範囲内」との発言を支持し、「我々は同盟の責務をしっかり果たす」と説明した。

日米韓の連携強化では、「3か国は将来に目を向けねばならない」と指摘した上で、「米国はこの関係における歴史的な敏感さは十分理解するが、協力の潜在的利益は、過去の緊張や今日の政治よりも重要であると信じている」と言い切った。

日韓両国の関係改善を促すものだ。

アジア太平洋地域を重視するオバマ政権の「リバランス(再均衡)政策」については、「次の段階を私が監督することを確約する」と語り、自ら指導力を発揮するすることに強い意欲を示した。

「次の段階」については、「この地域と日本に対する米国の関与を深め、多様化させるもの」と語った。

新たな日米防衛協力の指針(ガイドライン)をその具体例に挙げ、米国と自衛隊による「切れ目のない協力」の拡大への期待を示した。

沖縄県宜野湾市の普天間飛行場の名護市辺野古への移設に関しては、「この施設は、日本と沖縄での我々の駐留を長期間持続可能にするための関与の主要部分である。そして、それが普天間飛行場の返還をもたらす唯一の解決策だ」と訴えた。

カーター氏は今年2月に就任。今回が長官として初めての訪日で、国防総省によると、安倍首相や岸田外相、中谷防衛相と会談する。

9〜11日には韓国を訪問する。

カーター氏が外国報道機関の単独取材に応じるのは、就任以来初めて。

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2015.04.08

 修理中のロシア原潜で火災、消火のため水没へ  

カテゴリロシア出典 AFP通信 4月8日 電子版 
記事の概要
ロシア北部セベロドビンスクのズビョードチカ造船所で7日、ドックで修理中だった原子力潜水艦が火災を起こし、緊急対策要員らは鎮火のため同艦を水中に沈める作業を行った。

当局は、同艦には核燃料も兵器も搭載されていなかったと主張している。

当局には軽微な事故という印象を与えておきたい狙いがあるとみられるが、ロシア海軍の長官が多数の幹部らと共に現場入りしたという報道もある。

消防隊は数時間にわたって消火作業を続けたが、その後ドック内を水で満たし始めた。

ドック管理会社の広報担当によると、満水状態に達するには「数時間かかる可能性もある」という。これは同艦を水没させるのが目的とみられる。

ズビョードチカ造船所の声明によると、同日午後2時(日本時間同8時)に船尾部分から出火。溶接作業中にゴム製の断熱材に着火したと可能性があるとみられる。

「作業員と乗組員は秩序を守って避難した」としており、「けが人はいなかった」という。

同艦は、2基の原子炉を備えた巡航ミサイル潜水艦「オリョール」で、北大西洋条約機構は「オスカー2型」と分類している。

ドック管理会社の広報担当はロシア通信に対し、「オリョールがドック入りする前に核燃料は降ろされ、原子炉も停止していた」と説明。

またズビョードチカ造船所の広報担当は、「兵器は搭載されていなかった。もし潜水艦内に兵器があれば、修理は絶対に受け入れていなかった」と話している。

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2015.04.07

 イラク、ティクリートに大量の遺体、1700体の恐れも 

カテゴリイラク出典 CNN日本 4月7日 電子版 
記事の概要
イラク政府軍がイスラム過激派「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」から奪還した中部の都市ティクリートで、殺害されたイラク兵と思われる遺体が集団で埋められているのが見つかった。

埋められた遺体は約1700体に上る可能性がある。

ISISは、ティクリート近郊にあるイラク軍基地の周辺で昨年6月に拘束した兵士1700人を処刑したと発表していた。

最初の3人の遺体が発見されると、イラク兵が追悼射撃を行って涙を流しながら国歌を演奏。

市民も集まって来て祈りをささげた。

専門家は遺体を掘り起こして調べる作業を進めている。中には手をしばられたままの遺体もあった。

掘り起こした遺体はDNA鑑定のため首都バグダッドに送り、身元の確認作業を進める。

当局者によると、すべての遺体を掘り起こすまでには数週間から数カ月かかる可能性もあるという。

遺体はサダム・フセイン元大統領の邸宅があった大統領宮殿の敷地内の8カ所と、郊外の2カ所に集団で埋められていた。

大統領宮殿は、ISISがティクリートを制圧した後に拠点としていた。

死んだふりをして生き延びたという兵士の証言によれば、基地の周辺でISISに拘束された兵士たちは大統領宮殿に連行され、少人数のグループに分けられて殺害され、埋められたという。

生き延びた兵士は川に投げ込まれて土手に漂着したと話している。

アバディ首相は6日、殺害に関与した疑いで数人を拘束していることを明らかにした。報復は考えていないとした。

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2015.04.07

 連続テロから3カ月 仏の情報収集強化 人権侵害懸念 政党対立深刻  

カテゴリフランス出典 読売新聞 4月7日 朝刊 
記事の概要
連続銃撃テロ事件かの発生から7日で3カ月となるフランスで、情報機関の情報収集の権限を強化する法案を巡り、政党間の対立が深まっている。

政府はイスラム過激派への対策強化とするが、権限が乱用されかねないとの懸念もある。

テロ被害国で相次ぐ情報収集と人権擁護を巡る綱引きが、フランスでも表面化している。

法案によると、情報機関は、捜査に直接関係する場合に限って、@郵便物の開封 A携帯電話などの通信内容の傍受 ーーなどを行うことができる。

監視用の隠しカメラを使い、パソコンの作業内容を遠隔操作で把握することも可能になる。

情報収集は首相の承諾を得て行い、裁判所による手続きは原則不要にした。

審議は、下院の委員会で1日に始まり、刑務所で収監中の受刑者への適応も検討することになった。

今月中旬以降から法案に関する議論が本格化する。

フランスでは、国内の諜報組織として「対内治安総局」(DGSI)がある。

だが、その活動は闇に包まれ、市民団体などからは「活動は違法だ」との批判があった。

今回の法案は、これを合法化し、活動しやすい環境をつくる狙いがある。

事件では、パリの政治週刊紙「シャルリ・エブド」本社が1月7日に襲撃され、その後のユダヤ人向け商店の立てこもりなどで17人が死亡。

仏紙ル・モンドはDGSIが事件を防ぐことができなかったのは、内戦のシリアに向かう若者の監視に集中し、仏国内の危険分子の監視がおろそかになったためだと伝えた。

仏国内に潜む過激派は欧州最多とみられ、全体を把握しきれないのが実情だ。

カズヌーブ内相は「DGSIは3000人の体制で、(過激派の)3000人を監視している」と述べ、人員に限界があるとの認識を示していた。

このため、法案は、DGSIの情報収集能力を高め、人員不足を補う戦略といえる。

テロ被害国では「再発防止策」として、情報収集の能力を高めようとするのが通例だ。

2004年に列車爆破テロがあったスペインでは昨年、複数の情報機関をつなぐ統合組織を発足させた。

英国は05年のロンドン同時テロの後、国家保安部(MI5)の地方組織を充実させた。

だが、いずれもプライバシー侵害への懸念が出た。

フランスでも今回の情報収集の権限強化を担う法案に慎重論が根強く、欧州エコロジー緑の党は「法案は民主主義と市民権を危機にさらす」と批判。

司法界では、裁判所の許可を原則不要とする点を懸念し、パリ大審裁判所のジャン・ドメラ判事は「判事の許可を必要とするなど、権力が及ぶ範囲を制限する必要がある」と語った。

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2015.04.07

 サウジからパキスタンに軍事要請 

カテゴリパキスタン出典 時事通信 4月7日 電子版 
記事の概要
パキスタンのアシフ国防相は6日の国会審議で、イエメンへの軍事介入を主導するサウジアラビアから協力要請があったことを明らかにした。

アシフ国防相は「サウジから航空機や海軍艦艇、地上軍の協力要請があった」と述べた。

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2015.04.06

 ティクリート奪還作戦の「誤算」、イスラム国戦闘員に報復と略奪が横行 

カテゴリイラク出典 ロイター通信 4月6日 電子版 
記事の概要
先月末まで過激派組織「イスラム国」に支配されていたイラク北部の要衝ティクリート。同地の大部分を奪還した治安部隊や民兵組織の一部が、今度はイスラム国戦闘員への報復と略奪を行っている。

ロイター記者2人は、砲撃で黒焦げになった市庁舎付近で、怒り狂った群衆を前に、連邦警察官らがナイフでイスラム国兵士とみられる男性の首を刺し、喉をかき切るのを目撃した。

イラク内務省の報道官はロイターに対し、同事件について現在調査中だとしている。

この事件に加え、ロイター記者は、イラク軍と共にティクリートを奪還したシーア派民兵組織の車両が、市内で遺体を引き回しているのを目撃した。

一方、地元当局者らによれば、破壊行為も続いている。治安当局者2人は匿名を条件に、多数の家屋に火が放たれ、シーア派民兵が店を略奪しているのを見たと語った。

また、ティクリートがあるサラーフッディーン県議会のアハメド・クライム議長は3日、過去2日間で「数百件の家」が暴徒により焼かれ、店が略奪されたと説明。

治安部隊は怖がってこうした事態に対処していないとし、「制御不能」だと語った。

こうした証言の真偽については、まだ確認できていない。

一連の動きは「誤算」であったに違いない。

ティクリート奪還作戦は、イスラム国を掃討するだけでなく、イラク国内で主流派のシーア派と現在は少数派であるスンニ派の宗派対立を超えた融和を意味するはずだった。

シーア派穏健派のアバディ首相に近い当局者らは当初、ティクリート奪還作戦について、イランの支援を受けるシーア派民兵組織からイラク政府が独立していることを証明する機会だとしていた。

しかし、イスラム国の猛攻で昨夏にイラク軍兵士が大量に戦闘を放棄すると、シーア派民兵組織に頼らざるを得なくなった。

シーア派民兵組織は3月初めに開始されたティクリート奪還作戦の先陣を切った。しかしそれから2週間後、アバディ首相は自身の権力を知らしめるべく米国に空爆を要請した。

そして現在、ティクリートで横行する略奪と暴力がアバディ首相の勝利に影を落とす恐れがある。

スンニ派住民は、ティクリートより大きな都市モスルなど、イスラム国が制圧した他の地域の奪還で、政府は信頼できないと不信感を持つ可能性がある。

ティクリートはフセイン元大統領の出身地であり、イラクのスンニ派の中心地。

イスラム国が昨年、同国で支配地域を急速に拡大できたのは、スンニ派の部族勢力や一般市民の支援があってこそ可能だった。

彼らはマリキ前政権がスンニ派をテロリストとみなしていると説得された。

もしティクリートの現状に不満を持てば、スンニ派住民は政府の対イスラム国対策を支持しない可能性がある。

<1つの国家>

ティクリート奪還作戦が開始される前から、シーア派民兵組織の士気は高まっていた。とりわけ昨年6月に数百人のイラク軍兵士が捕まって殺害されてから、イスラム国に対する報復の思いは強まっていた。

イラク政府は民兵組織の手綱を握るべく努力しているものの、同作戦の最後の数時間では至る所にイランの形跡が見て取れた。

イラン最高指導者ハメネイ師の写真を胸に付け、カラシニコフ銃を持ったイラン兵は「ティクリートを解放する戦いに参加したことを誇りに思う。今やイランとイラクは1つの国家だ」と述べ、同作戦でのイランの役割を誇示した。

奪還から数時間後、ティクリート周辺ではシーア派民兵組織の車列が、警察車両を追い抜いていった。

民兵らは白色のトヨタの軽トラックの後ろに、イスラム国戦闘員とみられる遺体をつるしていた。綱が切れると、車両は止まった。

弾丸で穴だらけになった遺体を結び直すため、民兵らが車から出てきた。

トラックのステレオからはイスラム国に対する勝利の歌が流れている。結び直すと再び車を走らせ、遺体は砂ぼこりを舞い上がらせた。

近くにいた複数の警官は、ただ傍観していた。

<敵討ち>

ロイターは1日午後、イスラム国戦闘員とみられる2人が政府建物の部屋に拘束されているのを目撃した。1人はエジプト国籍、もう1人はスーダン国籍で、その後、2人は警察の情報部員によって外に連れていかれた。

2人を荷台に乗せた軽トラックは、「敵を討て」と叫ぶ群衆に取り囲まれた。連邦警察官らも、2人を引き渡すよう情報部員に求めていた。

現場には連邦警察官が20人以上、シーア派民兵も多数集まっていた。銃声が鳴り響くなど状況が混乱するなか、軽トラックはバックしようとしたが、群衆は拘束されていたエジプト人を引きずり降ろした。

エジプト人は若い連邦警察官2人の足元に静かに座り、その目には恐怖の色が浮かんでいた。警官2人は「彼はダーイシュ(イスラム国)だ。敵を討つべきだ」と叫び、群衆の声に応えてナイフを振り回し「われわれは彼を殺す。復しゅうするんだ」と繰り返した。

それから、縁石にエジプト人の頭を押し付けた警察官の1人が、全身の力を込めてナイフを首に振り下ろした。血しぶきが飛び、見物人の靴を赤く染めた。その後も首を4回切りつけた。そして綱で遺体の足を縛り、柱につるして見せしめにした。

1人の警察官が耐えられなくなり、「メディアがたくさんこの場にいる。適切な時じゃない。なぜ困らせるようなことをするのだ」と叫んだ。

だが群衆は彼を無視し、遺体をつり上げる作業を続けた。

*安全上の理由から記者の名前を伏せています。

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2015.04.06

 イラク スンニ派議員ら略奪や放火被害 ティクリートで 

カテゴリ 中東出典 毎日新聞 4月6日 電子版 
記事の概要
イラク政府側がイスラム過激派組織「イスラム国」(IS=Islamic State)から奪還した北部ティクリートで、地元選出のイスラム教スンニ派の国会議員らが政府側のシーア派民兵などによる略奪や放火の被害を訴えている。

ティクリートに多いスンニ派住民の政府への不信感や宗派対立につながる恐れがあり、アバディ首相は3日、軍や警察に対して不法行為の取り締まりを命令し、4日にはシーア派民兵の大半をティクリートから撤収させた。






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 「我々が事前に略奪をしないよう忠告していたのに、シーア派の兵士らは市民の財産を奪い、家を破壊した。略奪行為は政府側の成果を台無しにするものだ」。イラクメディアによると、スンニ派の連邦議会(国会)議員、ムタシャル・サマライ氏は3日、ティクリートでの略奪を非難した。スンニ派の地方議会議員らも「目の前で街が破壊されているのに、なすすべがない」と窮状を訴えた。

 政府軍、シーア派民兵、スンニ派部族の混成部隊は3月初旬にティクリート攻略に着手し、アバディ首相は3月31日に「ティクリートの解放」を宣言した。ロイター通信などによると、シーア派民兵や政府軍兵士らはティクリート奪還後、少なくとも数百軒の商店や住宅に押し入り、衣類や日用品、家財道具を奪って建物に放火した。壁や窓にシーア派民兵組織の名称を落書きする例もあった。

 アバディ首相は地元住民らの苦情を受け、略奪行為の中心になっていたとみられるシーア派民兵をティクリートから撤収させると約束。民兵らの大半は4日に撤収した。

 一方、ティクリートにあるフセイン元大統領の宮殿跡では、ISが昨年6月に大規模侵攻した際、シーア派の政府軍兵士らを大量に殺害し、遺体を埋めた跡も見つかった。一部のシーア派民兵はティクリート奪還作戦前、ISに報復すると宣言していた。ISの実効支配下でも居住地にとどまっていたスンニ派住民らには、報復の標的になるとの懸念が広がっているという。

 ISは昨年6月、イラク北部に大規模侵攻し、第2の都市モスルやティクリートを制圧した。ISが侵攻した地域はスンニ派住民が多く、一部のスンニ派部族は政府を見限ってISに協力した。イラク政府はスンニ派の懐柔を対IS作戦の柱に位置付けているが、シーア派民兵らによる不法行為はスンニ派の懐柔に悪影響を及ぼしかねない。

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2015.04.06

 菅官房長官 「粛々」表現は今後使わず 普天間移設問題で 「上から目線だ」批判受け 

カテゴリ沖縄問題 出典 産経新聞 4月6日 電子版 
記事の概要
菅義偉(すが・よしひで)官房長官は6日午前の記者会見で、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設に関し「関係法令に基づいて適切に対応する方針に変わりはない」とした上で、これまで使ってきた「粛々と進める」という表現を今後は使用しないと明言した。

菅氏が沖縄県の翁長(おなが)雄志(たけし)知事と5日に会談した際、翁長氏が「粛々と進める」という表現に対して「上から目線だ」と不快感を示したことを受けた対応。

菅氏は記者会見で「不快な思いを与えたなら使うべきではない」と説明した。

一方、翁長氏との会談については「立場の違いが明らかになった。そうした違いを埋める話し合いは大事だ」として、対話を継続する考えを改めて強調。

翁長氏が安倍晋三首相との会談を求めたことに対しては「具体的にどのような要望か聞いていないので、話し合いの中で聞かせていただきたい」と語った。

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