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2011.08.23

 明日から1ヶ月 百里基地のF15戦闘機 那覇基地に移駐 「節電」理由 

カテゴリ自衛隊出典 沖縄タイムス 8月23日 朝刊 
記事の概要
空自の那覇基地は22日、百里基地(茨城県)所属のF15戦闘機など計14機が24日から1ヶ月間、那覇基地に移駐し戦闘訓練などを行うと発表した。

東日本大震災を受け夏場の電力不足が懸念されている関東地区で電力消費を減らすための措置という。

移駐による節電効果は「実はよくわからない」(那覇基地)というが、空自として少しでも必要があると判断したとみられる。

一時移駐するのは第7航空団第305飛行隊のF15戦闘機12機、T4練習機2機、操縦士と整備士などが約110人。

9月22日までの期間中、昼夜の戦闘訓練や空中給油訓練などを行う予定。

那覇空港の過密化も懸念されるが、民間機への影響が最小限となるように訓練頻度を調整するという。

同機の移駐受け入れは7月から約1ヶ月間、千歳基地(北海道)でも行われた。
コメント
空自が節電のために那覇にF15戦闘機を移駐させて戦闘訓練を行うとは”冗談”だと思う。

本当の目的は、新防衛大綱で自衛隊は「動的防衛力」を目指すことになったので、戦闘機部隊が他の基地に移駐して訓練を行う機会が増えることだろう。

それにしても同じ飛行隊ではないかもしれないが、7月から千歳基地で1ヶ月やって、8月から那覇基地で1ヶ月とは忙しいことである。

これは米空軍のF22戦闘機が5月3日より飛行禁止(全機)になっており、今も飛行禁止が解除されていないことが本当の理由ではないか。

本来なら今の時期、米本土からF22が嘉手納基地に飛来して、朝鮮半島有事に備える体制が取れないため、百里基地から空自のF15が沖縄に移駐したと思う。

毎度のことだが、日米が北朝鮮で不穏な兆候を察知した可能性もある。

あと1ヶ月すれば、北朝鮮で今年のコメが収穫できる。

私はそんな理由を推測した。

それにしても、F22戦闘機の飛行禁止は長すぎる。昨年11月にアラスカで起きた墜落事故を受けてとられた措置である。




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