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日本や世界で現在進行形の最新の軍事情報を選別して、誰にでもわかるような文章で解説します。ホットな事件や紛争の背景や、将来の展開を予測したり、その問題の重要性を指摘します。J-rcomでは、日本で最も熱い軍事情報の発信基地にしたいと頑張ります。(1999年11月)
2009.06.20
海賊対処法成立 外国船も警護対象 武器使用議論、不十分なまま
カテゴリ自衛隊政策出典 毎日新聞 6月20日 朝刊
記事の概要
ソマリア沖で海自が行う海賊対策活動の根拠となる新たな海賊対処法が19日、成立した。新法では、@武器使用基準の緩和 A外国船も警護対象ーーの2点が認められた。
@については、海上警備行動(自衛隊法82条)では正当防衛と緊急避難しか武器の使用が認められていないが、新法では「海賊が著しく接近する場合」が盛り込まれ、武器使用が緩和された。
具体的には、@海賊が著しく接近 A海賊のつきまとい B進行妨害 を行う船を確認した場合、停船を呼びかけ、従わない時は警告射撃をまず実施。それでも停船しなければ、相手から攻撃がなくても船体射撃ができる。しかし今回の武器使用の緩和は、政府内からも「国会審議が中途半端に終わった」(高官)との声が上がった。
国会への事前協議を求めた民主党の要求は、「海賊対処行動の承認時と終了時に報告」となった。
ソマリア沖海賊事件は15日現在、すでに昨年を31件上回る142件が発生。30隻約210人の乗員が人質になり、14隻はいまだ拘留中だ。多い日には1日10件以上の不審船情報が派遣部隊に寄せられる。
また営利目的だった海賊が、イスラム武装勢力と結びつくなど体質変化を懸念する声もある。
海自では要員不足と業務増加のアンバランスは、イージス艦衝突事故の背景として指摘されたが、海賊対処でも増えた任務に「何とか(定員を)増員できないか。(人手不足は)もはや限界」(海自幹部)と語った。
ソマリア沖で海自が行う海賊対策活動の根拠となる新たな海賊対処法が19日、成立した。新法では、@武器使用基準の緩和 A外国船も警護対象ーーの2点が認められた。
@については、海上警備行動(自衛隊法82条)では正当防衛と緊急避難しか武器の使用が認められていないが、新法では「海賊が著しく接近する場合」が盛り込まれ、武器使用が緩和された。
具体的には、@海賊が著しく接近 A海賊のつきまとい B進行妨害 を行う船を確認した場合、停船を呼びかけ、従わない時は警告射撃をまず実施。それでも停船しなければ、相手から攻撃がなくても船体射撃ができる。しかし今回の武器使用の緩和は、政府内からも「国会審議が中途半端に終わった」(高官)との声が上がった。
国会への事前協議を求めた民主党の要求は、「海賊対処行動の承認時と終了時に報告」となった。
ソマリア沖海賊事件は15日現在、すでに昨年を31件上回る142件が発生。30隻約210人の乗員が人質になり、14隻はいまだ拘留中だ。多い日には1日10件以上の不審船情報が派遣部隊に寄せられる。
また営利目的だった海賊が、イスラム武装勢力と結びつくなど体質変化を懸念する声もある。
海自では要員不足と業務増加のアンバランスは、イージス艦衝突事故の背景として指摘されたが、海賊対処でも増えた任務に「何とか(定員を)増員できないか。(人手不足は)もはや限界」(海自幹部)と語った。
コメント
ソマリア沖に派遣されている海自の隊員は、3時間勤務で6時間休憩という交代シフトを取っていると聞いた。
朝6時に起きて、洗顔と朝食を済ませて8時から上番して勤務。3時間後の11時に交代して下番。昼飯を食って17時まで休憩。この休憩中に夕食を済ませ、それから17時より20時まで勤務して交代。今度は深夜の2時から5時まで上番。その次は11時から上番して3時間勤務して14時に下番。とれから・・・・・・・ これが1週間程度続いて燃料補給で入港。しかし燃料の洋上給油もあるから、結構きつそうな勤務シフトである。
7月中旬には、第2陣の交代艦がソマリア沖に派遣される。しかしソマリアの国内情勢が好転する見通しはないから、海賊活動はこれからも活発化し、海自のソマリア沖派遣は長期化する可能性が高い。(海賊相手に軍艦の威嚇は効果がなかった)
さらに海賊がイスラム武装勢力と結びつく可能性がある。すると小型高速漁船に爆薬を積んで自爆攻撃が始まる。溶接工場などで使う酸素ボンベにTNT爆薬を詰め、小型船の先端に積めば自爆特攻式の魚雷(HEAT)に化ける。これで石油タンカーや貨物船の横腹に突っ込まれると、TNT火薬100キロ程度でも石油タンカーに致命傷を与える威力がある。
こうして海自の機関銃や対物狙撃銃では対応できない異次元の戦闘が始まる。むろん今回の海賊新法でも想定していない様相が生まれる。
営利目的の海賊(半漁半盗)と、自爆攻撃が目的のイスラム武装組織が混在するソマリア沖(アデン湾)になれば、それこそ世界の海運の動脈が脅かされる悪夢である。
ソマリア国内の安定化を目指して世界が真剣に取り組む時である。
ソマリア沖に派遣されている海自の隊員は、3時間勤務で6時間休憩という交代シフトを取っていると聞いた。
朝6時に起きて、洗顔と朝食を済ませて8時から上番して勤務。3時間後の11時に交代して下番。昼飯を食って17時まで休憩。この休憩中に夕食を済ませ、それから17時より20時まで勤務して交代。今度は深夜の2時から5時まで上番。その次は11時から上番して3時間勤務して14時に下番。とれから・・・・・・・ これが1週間程度続いて燃料補給で入港。しかし燃料の洋上給油もあるから、結構きつそうな勤務シフトである。
7月中旬には、第2陣の交代艦がソマリア沖に派遣される。しかしソマリアの国内情勢が好転する見通しはないから、海賊活動はこれからも活発化し、海自のソマリア沖派遣は長期化する可能性が高い。(海賊相手に軍艦の威嚇は効果がなかった)
さらに海賊がイスラム武装勢力と結びつく可能性がある。すると小型高速漁船に爆薬を積んで自爆攻撃が始まる。溶接工場などで使う酸素ボンベにTNT爆薬を詰め、小型船の先端に積めば自爆特攻式の魚雷(HEAT)に化ける。これで石油タンカーや貨物船の横腹に突っ込まれると、TNT火薬100キロ程度でも石油タンカーに致命傷を与える威力がある。
こうして海自の機関銃や対物狙撃銃では対応できない異次元の戦闘が始まる。むろん今回の海賊新法でも想定していない様相が生まれる。
営利目的の海賊(半漁半盗)と、自爆攻撃が目的のイスラム武装組織が混在するソマリア沖(アデン湾)になれば、それこそ世界の海運の動脈が脅かされる悪夢である。
ソマリア国内の安定化を目指して世界が真剣に取り組む時である。
