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所長
神浦元彰
軍事ジャーナリスト
Director
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Military Analyst

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日本や世界で現在進行形の最新の軍事情報を選別して、誰にでもわかるような文章で解説します。ホットな事件や紛争の背景や、将来の展開を予測したり、その問題の重要性を指摘します。J-rcomでは、日本で最も熱い軍事情報の発信基地にしたいと頑張ります。(1999年11月)

2010.06.01

 沖縄でも口蹄疫か、牛一頭によだれ 

カテゴリ日本出典 時事通信 6月1日 電子版 
記事の概要
沖縄県内でよだれが出るなど口蹄(こうてい)疫とみられる症状のある牛1頭が見つかったことが1日、明らかになった。

同日夜にも検査結果が判明するという。宮崎県で口蹄疫の感染が拡大しているが、同県外ではまだ発生していない。
コメント
口蹄疫が生物兵器(細菌兵器)の攻撃と考えられないかとの質問が多数来ている。

それは軍事常識では考えられない。

軍事でいうテロの場合、目的に政治性を秘めているので、実行犯の特定や、犯人しか知り得ない犯行声明の有無で、テロによる要求や目的を表明するのが特徴である。

アメリカの同時多発テロの場合、実行犯は実名でレンタカーを借り、そのレンタカーを空港の駐車場に放置し、車内にコーランとジャンボ機の操縦マニュアルを残した。それによって犯人の目的を暗示したのである。

口蹄疫のように、誰が、何の目的でやったか理解できない場合はテロとはなりえない。

しかし今後、テロリストなら犯行声明を出す可能性はある。そしてテロの目的や要求を伝えることになる。

もし口蹄疫が北海道に飛び火したら、その損害は莫大なものになる。赤松農水大臣にはそのあたりの危険性を認識してほしい。



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