最新記事へリンク

所長
神浦元彰
軍事ジャーナリスト
Director
Kamiura Motoaki
Military Analyst

English Column of This Month!VOICE OF Mr.KAMIURA

What's new

日本や世界で現在進行形の最新の軍事情報を選別して、誰にでもわかるような文章で解説します。ホットな事件や紛争の背景や、将来の展開を予測したり、その問題の重要性を指摘します。J-rcomでは、日本で最も熱い軍事情報の発信基地にしたいと頑張ります。(1999年11月)

2010.05.27

 外来機続々 増す騒音 嘉手納にF22戦闘機 12機の予定 約4ヶ月間  

カテゴリ 在日米軍出典 沖縄タイムス 5月27日 朝刊 
記事の概要
米軍嘉手納基地に26日午後、米空軍のステルス戦闘機F22Aラプターが4機飛来した。27日以降にはさらに8機が飛来し、計12機となる見込み。

嘉手納基地に約4ヶ月間配備され、同基地で訓練する予定だという。

飛来したのは米ニューメキシコ州ホロマン空軍基地所属で、同基地のF22が嘉手納に一時配属されるのは初めて。

嘉手納には現在、岩国基地に一時配備されているFA18ホーネット戦闘攻撃機やAV8Bハリアー攻撃機も駐留し、さらなる訓練拡大と騒音激化に地元は反発を強めている。
コメント
いうまでもないが、これは北朝鮮有事に備えた緊急配備である。今回はグアムではなく米本土から飛来したことに注目。

さらに朝鮮半島で緊張が高まれば、対地攻撃が主任務のF16戦闘攻撃機がアラスカや米本土から飛来してくる。

これらの動きは、韓国から在韓米軍が撤退したり、日本の三沢基地や嘉手納基地から米軍機が撤退した後、東アジア有事に米本土(グアム、アラスカを含む)から日本に緊急展開する米空軍の実験と訓練を兼ねた長距離・緊急展開となる。

嘉手納基地には最大で200機程度の米軍機が緊急展開できる能力がある。

来月には東シナ海で米空母機動部隊を伴った米韓軍の対潜水艦訓練が予定されている。

空母機動部隊が東シナ海で対潜訓練と聞いただけで、中国海軍の潜水艦部隊は嫌な思いをするだろう。

前回、米空母の近く(魚雷の射程内)に浮上した中国海軍の潜水艦に対する”お返し”の意味も込められている。



関連記事