最新記事へリンク

所長
神浦元彰
軍事ジャーナリスト
Director
Kamiura Motoaki
Military Analyst

English Column of This Month!VOICE OF Mr.KAMIURA

What's new

日本や世界で現在進行形の最新の軍事情報を選別して、誰にでもわかるような文章で解説します。ホットな事件や紛争の背景や、将来の展開を予測したり、その問題の重要性を指摘します。J-rcomでは、日本で最も熱い軍事情報の発信基地にしたいと頑張ります。(1999年11月)

2015.05.21

 翁長沖縄県知事 「本土で米軍受け入れを」 都内の日本記者クラブで会見、政府を批判 

カテゴリ沖縄問題 出典 東京新聞 5月21日 電子版 
記事の概要
沖縄県の翁長雄志(おながたけし)知事は二十日、東京都内の日本記者クラブと日本外国特派員協会で記者会見し、「本土で覚悟を決めて米軍を受け入れ、立派な日米同盟をつくってほしい」と述べた。

米軍普天間(ふてんま)飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)移設問題で、同県名護市辺野古(へのこ)への新基地建設を「唯一の解決策」とする日本政府を批判した発言だ。 

翁長氏は「日本国民全体で日本の安全保障を守る気概もないのに、(沖縄にだけ負担を)押しつけて積極的平和主義だと言っても、他国は日本の覚悟を感じない」と指摘。

「地上戦で十万人も亡くなり、あんなに本土に尽くしてきた沖縄に(新たな負担も)あんたらで考えなさいという姿勢なのか。何で沖縄だけ上から目線で言われるのか」と疑問を投げかけた。

辺野古への新基地建設を阻止するため、民間から資金を募る「辺野古基金」に触れ「二億円を超えたが、七割が本土から。本土の方も『これは変だよね』と感じている」と説明した。

二十七日からの訪米で、米政府高官や上下両院議員らと会談することについて「日本政府を相手にしていたらどうにもならないので、米国に行く」と説明した。 
コメント
沖縄の嘉手納基地に隣接する米軍・嘉手納弾薬庫は、嘉手納飛行場よりも面積は広い。沖縄本島の中心部に弾薬庫の広大な森が広がる。

また、嘉手納弾薬庫は精密誘導兵器(GPS爆弾や巡航ミサイルなど)の普及で、弾薬庫に貯蔵する弾薬量は激減している。

すなわち、沖縄の中心部で広大な面積の森が使われていないことになる。

オスプレイの代替基地を嘉手納弾薬庫に建設する必要はないが、ここに米軍の前方集積基地を建設することは可能である。

基地利権ばかり考えると、軍事上の必要性がなくても辺野古に新基地となるが、対中国抑止力を高め、沖縄の基地負担を軽減することを考えれば、嘉手納弾薬庫の活用はいろいろな可能性が見えてくる。




関連記事