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2015.05.09

 中谷防衛相、沖縄知事と会談 辺野古移設が「唯一の解決策」 

カテゴリ沖縄問題 出典 朝日新聞 5月9日 電子版 
記事の概要
中谷元・防衛相は9日午前、沖縄県庁で翁長雄志(おながたけし)知事と会談した。

中谷氏の沖縄訪問は防衛相就任後初めて。米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)の同県名護市辺野古への移設は「唯一の解決策」という安倍政権の方針を改めて伝えた。

県内移設反対を掲げる翁長氏は「かたくなに固定観念に固執するべきではない」などと強く反発し、会談は平行線のまま終わった。

中谷氏は会談で、海洋進出を強める中国を念頭に「沖縄が戦略的に極めて重要な地域だ」との認識を伝えた。

日米合意に基づいて辺野古移設を進める安倍政権の方針について「普天間を固定化させない、というのは日本政府も沖縄も共通の認識だ。どう考えても辺野古に移設するというのは唯一の解決策と確信している」と強調した。

沖縄の基地負担の軽減については、「米国と協議して実現可能なものから着実に実施している」と述べるにとどめた。

翁長氏は「辺野古が唯一の解決策だと日米が固執すると日米安保体制に大きな禍根を残す。辺野古に基地建設は不可能だ」と強く反発。「(辺野古への移設は)絶対反対だ。途中で頓挫したらすべて政府の責任になるだろう」と述べた。

翁長氏は、中谷氏が「いま話し合っても溝が深くなるだけだ」などと述べ、これまで会談に応じなかったとして「高飛車な発言が聞こえてきた」と批判した。
コメント
中谷防衛相は軍事的(戦略的)な見地から、なぜ辺野古に海兵隊の新基地が必要か説明する必要があった。

普天間の代替え飛行場という説明はすでに破たんしている。米軍再編で沖縄に海兵隊は必要ないからである。

それでも沖縄に海兵隊の新基地が必要という説明がなければ、沖縄に海兵隊は必要がないという論理を証明したことになる。

中国軍には日米安保体制のもとに、米軍の陸海空軍が対応する。短期的・局地的な任務をこなす在沖海兵隊は対中戦略に必要ない。




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