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2015.04.25

 官邸にドローン事件 「原発政策に抗議」 関与認める40歳の男出頭 

カテゴリその他出典 毎日新聞 4月25日 朝刊 
記事の概要
首相官邸(東京都千代田区)の屋上で小型無人機「ドローン」が見つかった事件で、警視庁は24日、関与を認める福井県小浜市在住の男(40)が同県警小浜署に出頭したと明らかにした。

男は「原発政策への抗議だ」と話しているといい、同庁麹町署捜査本部は捜査員を派遣して威力業務妨害容疑で詳しく事情を聴く。

捜査関係者などによると、男は同日午後8時ごろ小浜署に出頭した。

民間人が4月15日に首相官邸の屋上を撮影した画像にドローンとみられる黒い物体が写っていたことなどから、同日には機体が落下していた可能性が高いとみて調べる。

ドローンの機体には液体が入った茶色のプラスチック容器が取り付けられ、微量の放射性セシウムが検出された。容器には放射能を示すマークを記したシールが貼られており、捜査本部は政府の原発政策などに不満を持つ人物が飛ばしたとみている。

一方、捜査本部は24日までに、検出されたセシウム134とセシウム137については鑑定処分許可をとり、警察庁の科学捜査研究所で今後由来を調べる。

セシウム134などは自然界にはほぼ存在しないが、2011年の福島第一原発事故の汚染水などから検出されている。
コメント
初のドローン関与事件で騒がれているが、小型無人機という分野で見れば今回のドローンは「おもちゃ」の範囲に入るだろう。

安価な値段で簡単に購入でき、短時間の操縦訓練で飛ばすことができるからだ。

しかし本格テロという手段を考えると、固定翼機のラジコン機の方がはるかに脅威である。翼の浮力を使って重量物を搭載できるからで、飛行速度もマルチコプターと違って段違いに速い。

これらは政府の重要施設ばかりか、車で高速道路を移動中の要人を自爆攻撃することができる。

もし政府がドローンで対策を立てるというなら、このような固定翼機のラジコン機での攻撃も検討すべきである。ラジコン機が約5キロの爆薬を積めば、バス一台を吹き飛ばすことができるからだ。

今は固定翼機にカメラを搭載して、映像を電波で飛ばし、移動中の目標(車など)を追跡して攻撃も出来る時代である。

いい加減な規制だと日本が世界中の笑い者になるので、よくよく現実を考えて規制案をまとめて欲しい。




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