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2015.02.06

 金正恩氏、側近2人粛清…恐怖政治に不信高まる 

カテゴリ北朝鮮出典 読売新聞 2月6日 朝刊 
記事の概要
韓国政府関係者は4日、北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)第1書記が最近、異論を唱えたなどとして側近2人を相次いで更迭したと明らかにした。

関係者は恐怖政治により、政権幹部の間で金第1書記に対する「不信と反感が高まっている」と分析した。

昨年11月、金第1書記の肝いりで建設された馬息嶺(マシンニョン)スキー場事業に関わった馬園春国防委員会設計局長が「指示の不履行と汚職」で更迭。

今年1月には、軍の「重要な参謀」である辺仁善作戦局長も、金第1書記に異論を唱えたとして粛清された。

別の韓国政府当局者によると馬氏は平壌の順安空港のターミナル設計で外国空港を模倣したとして更迭され、辺作戦局長は「中国からの武器輸入担当者を交代させろ」との金第1書記の指示に対して「中朝関係が悪化する」と異を唱え、金第1書記はその場で激怒したとの情報があるという。

※ 一方、北朝鮮は昨秋から、エボラ出血熱対策で潜伏期間の21日間は、外国からの入国者を施設に隔離する政策をとっている。政権ナンバー2の崔竜海(チェリョンへ)党書記や金永南(キムヨンナム)最高人民会議常任委員長、黄炳瑞(ファンビョンソ)軍総政治局長ら最高幹部も例外でないという。

テコンドーの国際大会を中止したほか、外国帰りの労働者が家族に会えないまま「金正恩を(感染から)守るために施設に隔離され、宿泊費まで払わされた」といい、不満が高まっているという。

※ この部分は朝刊の紙面にはありませんが、同じ記事を電子版で報じていた部分ですので掲載します。
コメント
ーーーーーー以下引用−−−−−−−

北朝鮮は、韓国に侵入するためのグライダーや軽飛行機のほか、テロ攻撃用の麻酔銃や狙撃用ライフル、ウェットスーツなどを購入しているという。

韓国では昨年、北朝鮮製とみられる小型無人機が相次いで発見されたが、現在も装備の拡充を進めているとみられる。

ーー以上 引用 読売新聞 2月6日 朝刊 「実妹が補佐 独裁強化」−


テロ攻撃用の麻酔銃とは初めて聞いた。誘拐にでも使うのだろうか。

北朝鮮の軍事力は、すでに韓国や在韓米軍を対抗するためではなく、体制維持のための武力強化と考えるべきと思う。

マニアが作った玩具のような無人偵察機や、どこに着陸するかわからないようなグライダーなど、テロ作戦でも使えないものばかりである。

オーダーしてウェットスーツも私が初めて作ったのは45年も前のことである。確か広島潜水協会というのがあって、そこで基礎訓練を受けて、ウェットスーツとマスクとシューノール、それに足ひれを個人用として購入した。

今頃になってウェットスーツがテロ攻撃用と言われても、日本には困る人が山ほどいるのではないか。

とにかく北朝鮮となると恐怖心が働いて、メディアでは針小棒大に考える傾向がある。

ところで話は違うが、最近は狙撃銃で発射された弾の弾道を計算して、瞬時に発射位置を特定できる戦場監視レーダーが開発されたようである。

これからは狙撃手にはやりずらいものが配備されてくる。




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