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2014.08.31

 PKO要員、武装集団に襲撃される ゴラン高原 

カテゴリ国連 国際機関出典 朝日新聞 8月31日 電子版 
記事の概要
国連は30日、中東のゴラン高原でイスラエルとシリアの停戦を監視する国連平和維持活動(PKO)の要員が武装集団に襲撃されたと発表した。

負傷者の報告は入っていないという。

PKO任務に就いていた国連兵力引き離し監視軍(UNDOF)の一部の野営地が、迫撃砲や機関銃で攻撃されたという。

監視軍は応戦し、武装集団の野営地内への侵入を防いだ。

武装集団には、シリアのアルカイダ系武装組織「ヌスラ戦線」の戦闘員が含まれていたという。

国連安全保障理事会は同日、非難声明を出し、「監視軍の活動や安全は尊重されなければならない」と強調した。

一方、ゴラン高原の別の地域で武装勢力に拘束されたPKO要員44人は依然解放されていないという。
コメント
陸自が長年、現地に国連PKO部隊を派遣し、輸送業務を担当していた国連平和維持軍である。(現在は撤退)

それが機関銃や迫撃砲で攻撃されるとは想定外である。これは自衛隊の国連PKO派遣を根本から問い直す機会になる。

ゴラン高原は3度ほど取材で行ったが、迫撃砲や機関銃の攻撃には塹壕を築いて対応するしかない。

どうしてこんなことになったのか。ゴランの国連PKO部隊がシリアの反政府勢力を輸送したという情報があるが、確かではない。

何が襲撃の原因なのか。現地の特派員は急いで実情を送って欲しい。

日本にとっては、ゴランでの襲撃は深刻な問題になった。




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