最新記事へリンク

所長
神浦元彰
軍事ジャーナリスト
Director
Kamiura Motoaki
Military Analyst

English Column of This Month!VOICE OF Mr.KAMIURA

What's new

日本や世界で現在進行形の最新の軍事情報を選別して、誰にでもわかるような文章で解説します。ホットな事件や紛争の背景や、将来の展開を予測したり、その問題の重要性を指摘します。J-rcomでは、日本で最も熱い軍事情報の発信基地にしたいと頑張ります。(1999年11月)

2012.07.16

 オスプレイ事故調に米軍圧力 機体不調の報告、変更迫る 

カテゴリ沖縄問題 出典 朝日新聞 7月16日 電子版 
記事の概要
米空軍の新型輸送機オスプレイがアフガニスタンで不時着して4人が死亡した一昨年の事故で、事故調査委員長を務めた空軍幹部がエンジンの不調が事故につながったという報告書をまとめたところ、内容を変更するよう上官から圧力をかけられたことが分かった。

2010年9月まで、空軍仕様のオスプレイCV22を運用する空軍特殊作戦司令部に勤めたドナルド・ハーベル退役准将が、朝日新聞に証言した。

ハーベル氏は、同年4月にアフガン南部で起きた事故後に調査委員長に任命され、8人のスタッフと原因を調べた。

事故では20人の乗員のうち、操縦士ら4人が死亡。アフガンに配備されたCV22の初の死亡事故だった。
コメント
米空軍の特殊作戦司令部に務めた准将クラスなら、空軍で特殊作戦を支援する航空部隊のトップクラスである。その発言には非常に重いものがある。

日本政府(特に外務省)が、たんに個人的な見解と片づける訳にはいかない重さである。

米国防省のオスプレイ事故の発表の仕方に異常さを感じていた。事故直後にも関わらず「機体には異常がない」という弁解が多すぎたからだ。

もっと調べて発表して欲しいと思うことが最近は重なっていた。

最近のメディアの報道をあまり知らないが、私が知る範囲ではオスプレイ配備を支持するものは皆無のように見える。

また、オスプレイをカイワレ大根と同一視して、防衛大臣がオスプレイに試乗すれば済む問題といったようなコメントも見当たらない。

今は母の介護に専念するが、そう長くない先に、広島から東京に帰ってオスプレイの情報提供に復帰したいと思っている。

母は1昨日に容体が急変したが、昨日は容体を持ち直し、血圧や呼吸も回復して安定した。しかし昨日、隣室の方(女性)が亡くなった。わずか1ヶ月に満たない入院であった。

介護した夫の方が、「やはり今日でした」とニコニコしながら話された。私はあの笑いの意味を知っている。直らない病気で苦しむ患者の家族が、これでやっと本人が痛みにから救われたと安心しているのだ。悲しみが襲ってくるのはその後である。

その光景を見ていて、私も将来、このような病院で死ねたら仕合わせと思った。また、介護する家族も大事な人をこの病院で看とれれば仕合わせと思った。

今までのホスピスで介護した時間は、自分のこれからに大事な経験になるように思う。




関連記事