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日本や世界で現在進行形の最新の軍事情報を選別して、誰にでもわかるような文章で解説します。ホットな事件や紛争の背景や、将来の展開を予測したり、その問題の重要性を指摘します。J-rcomでは、日本で最も熱い軍事情報の発信基地にしたいと頑張ります。(1999年11月)
2009.07.27
インド 初の国産原潜 進水式 SLBM12発搭載
カテゴリ核戦略 核軍縮出典 朝日新聞 7月27日 朝刊
記事の概要
インド海軍は26日、同国初の国産原子力潜水艦「アリハント」の進水式をした。ロシアが技術協力を行った。
同艦はSLBM(潜水艦発射弾道ミサイル)12発を装備し、11年に実戦配備される予定。
式典でシン首相は、「我々は原潜建造能力を持つ5カ国の仲間に入った」と述べた。
中国やパキスタンを刺激するのは必至で、今後、軍拡競争を激化する可能性がある。
インド海軍は26日、同国初の国産原子力潜水艦「アリハント」の進水式をした。ロシアが技術協力を行った。
同艦はSLBM(潜水艦発射弾道ミサイル)12発を装備し、11年に実戦配備される予定。
式典でシン首相は、「我々は原潜建造能力を持つ5カ国の仲間に入った」と述べた。
中国やパキスタンを刺激するのは必至で、今後、軍拡競争を激化する可能性がある。
コメント
今までに原潜を開発したのは米、露、英、仏、中の5カ国で、インドは6番目の国になった。また戦略型原潜「アリハント」に搭載するのはK15核弾道ミサイル(射程700キロ)で、インドは射程が3500キロのKXを開発中といわれる。(読売新聞 7月27日付 朝刊)
中国の海軍力増強で最も脅威を受けるのは日本やアメリカはなく、インド洋の支配権を脅かされるインドである。
なぜ日本やアメリカにとって中国海軍は深刻な脅威ではないと言えるのか。それは艦艇の総合的な戦闘能力が違いすぎるからである。海軍力は空域を航空戦力が制圧し、対空・対艦攻撃能力が艦隊を防護する。また海中には攻撃型潜水艦が警戒・攻撃力を発揮する。
そのような総合的な戦闘能力を中国海軍と比較すれば、日本やアメリカが恐れる理由はない。
しかし海軍の総合的な戦力が十分に育成されていないインドでは、中国の巡洋艦などがインド洋に進出してくると、深刻な脅威を受けることになる。そこでインド海軍がインド洋の中国海軍・艦艇に対抗すると、中国艦の背後で威嚇するのが中国の戦略核弾道ミサイルを搭載した中国原潜(SLBM)ということになる。
インドが初の戦略型原潜を建造したのは、中国の海軍力増強の脅威に対抗するためである。
核武装をするということは、このように恐怖と憎悪の連鎖を招き、核軍拡競争という泥沼に足を入れることに他ならない。核武装によって生じた不信感が、相手より大きな抑止力という核兵器を求めるからである。
ところで搭載するK15弾道ミサイルの射程が700キロでも戦略核弾道ミサイル(SLBM)と呼べるかどうかだ。これは潜水艦自体が移動して目標近くに接近できるので、戦略核弾道ミサイル(SLBM)と呼んでも問題ないようだ。
無論、K15ではインド沿海から中国を狙えないが、まずはパキスタンからの先制核攻撃に対して、確かな報復のための核戦力を構成し、パキスタンからの核攻撃を抑止する任務となる。
このようなインドの動きは、オバマ大統領が提唱した核兵器軍縮とは逆のものであることは間違いない。
今までに原潜を開発したのは米、露、英、仏、中の5カ国で、インドは6番目の国になった。また戦略型原潜「アリハント」に搭載するのはK15核弾道ミサイル(射程700キロ)で、インドは射程が3500キロのKXを開発中といわれる。(読売新聞 7月27日付 朝刊)
中国の海軍力増強で最も脅威を受けるのは日本やアメリカはなく、インド洋の支配権を脅かされるインドである。
なぜ日本やアメリカにとって中国海軍は深刻な脅威ではないと言えるのか。それは艦艇の総合的な戦闘能力が違いすぎるからである。海軍力は空域を航空戦力が制圧し、対空・対艦攻撃能力が艦隊を防護する。また海中には攻撃型潜水艦が警戒・攻撃力を発揮する。
そのような総合的な戦闘能力を中国海軍と比較すれば、日本やアメリカが恐れる理由はない。
しかし海軍の総合的な戦力が十分に育成されていないインドでは、中国の巡洋艦などがインド洋に進出してくると、深刻な脅威を受けることになる。そこでインド海軍がインド洋の中国海軍・艦艇に対抗すると、中国艦の背後で威嚇するのが中国の戦略核弾道ミサイルを搭載した中国原潜(SLBM)ということになる。
インドが初の戦略型原潜を建造したのは、中国の海軍力増強の脅威に対抗するためである。
核武装をするということは、このように恐怖と憎悪の連鎖を招き、核軍拡競争という泥沼に足を入れることに他ならない。核武装によって生じた不信感が、相手より大きな抑止力という核兵器を求めるからである。
ところで搭載するK15弾道ミサイルの射程が700キロでも戦略核弾道ミサイル(SLBM)と呼べるかどうかだ。これは潜水艦自体が移動して目標近くに接近できるので、戦略核弾道ミサイル(SLBM)と呼んでも問題ないようだ。
無論、K15ではインド沿海から中国を狙えないが、まずはパキスタンからの先制核攻撃に対して、確かな報復のための核戦力を構成し、パキスタンからの核攻撃を抑止する任務となる。
このようなインドの動きは、オバマ大統領が提唱した核兵器軍縮とは逆のものであることは間違いない。
