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2011.12.19
前途多難な「正恩体制」 軍と張成沢氏らが補佐か 北朝鮮総書記死去
カテゴリ北朝鮮出典 時事通信 12月19日 電子版
記事の概要
北朝鮮の金正日労働党総書記の死去により、三男の金正恩中央軍事委員会副委員長(28)が祖父の故金日成主席以来続く「金王朝」の3代目として権力を継承した。
正恩氏は軍の支持を受けるが、長年の激しい権力闘争を経て実権を握った金総書記と比べ、経験が極めて浅い。
当面は軍と金総書記の義弟、張成沢氏らが補佐し国政運営が行われるとみられる。
正恩氏への権力継承に向けた動きは、2008年夏に金総書記の体調が悪化した後から本格化し、正恩氏は北朝鮮の事実上の最高機関である国防委員会で権力継承への準備をしてきたとされる。
10年9月の党代表者会と中央委員会総会で党中央委員と中央軍事委副委員長に選出され、後継者として公になった。
09年4月の弾道ミサイル発射、同5月の2度目の核実験、10年3月の韓国哨戒艦沈没事件、11月の延坪島砲撃など対外的な強硬路線は「経験のない正恩氏の実績づくりの一環」(韓国政府関係者)と指摘されてきた。
だが、「正恩体制」の前途は多難だ。経済的に厳しい状態が続き、09年11月には突然デノミ(通貨呼称単位の変更)に踏み切ったものの、かえって混乱。
韓国の情報当局はこれにより、指導力に傷が付いたと分析している。
金総書記の晩年には「体制に疑問を持つ国民」の存在が徐々に増えていた。
「若くカリスマ性に欠ける正恩氏」(情報筋)が父の金総書記が築き上げた独裁体制を維持するのはたやすいことではない。
「正恩体制」を支える最も有力なグループは軍だ。
」正恩氏と同時に党中央軍事委副委員長に就任した李英鎬総参謀長が軍での補佐役になるとみられる。
ただ、金総書記の存命中は統制を保ってきた軍が内部対立を激化させる事態となれば、体制の混乱に直結する。
北朝鮮の金正日労働党総書記の死去により、三男の金正恩中央軍事委員会副委員長(28)が祖父の故金日成主席以来続く「金王朝」の3代目として権力を継承した。
正恩氏は軍の支持を受けるが、長年の激しい権力闘争を経て実権を握った金総書記と比べ、経験が極めて浅い。
当面は軍と金総書記の義弟、張成沢氏らが補佐し国政運営が行われるとみられる。
正恩氏への権力継承に向けた動きは、2008年夏に金総書記の体調が悪化した後から本格化し、正恩氏は北朝鮮の事実上の最高機関である国防委員会で権力継承への準備をしてきたとされる。
10年9月の党代表者会と中央委員会総会で党中央委員と中央軍事委副委員長に選出され、後継者として公になった。
09年4月の弾道ミサイル発射、同5月の2度目の核実験、10年3月の韓国哨戒艦沈没事件、11月の延坪島砲撃など対外的な強硬路線は「経験のない正恩氏の実績づくりの一環」(韓国政府関係者)と指摘されてきた。
だが、「正恩体制」の前途は多難だ。経済的に厳しい状態が続き、09年11月には突然デノミ(通貨呼称単位の変更)に踏み切ったものの、かえって混乱。
韓国の情報当局はこれにより、指導力に傷が付いたと分析している。
金総書記の晩年には「体制に疑問を持つ国民」の存在が徐々に増えていた。
「若くカリスマ性に欠ける正恩氏」(情報筋)が父の金総書記が築き上げた独裁体制を維持するのはたやすいことではない。
「正恩体制」を支える最も有力なグループは軍だ。
」正恩氏と同時に党中央軍事委副委員長に就任した李英鎬総参謀長が軍での補佐役になるとみられる。
ただ、金総書記の存命中は統制を保ってきた軍が内部対立を激化させる事態となれば、体制の混乱に直結する。
コメント
北朝鮮で後継者に決定している正恩氏だが、彼を誰が中心に支えるか決定していない。
1994年に死去した金日成主席のときは、軍部が「親孝行息子」として金正日氏を支持した。金正日氏はそのため「先軍政治」を決め、軍の支持に「優遇」で謝意をした。
軍は金正日氏を支えながら、自分たちの権力を強化した。
しかし今は軍に代わって党が正恩氏の支持体制を固めている。軍優先では北朝鮮という国家が維持できないからである。
その北朝鮮では新たに軍に李英鎬総参謀長などの党に従順な軍人を配置しているが、まだまだ古い軍指導者を排除できていない。
このため、今後、軍は古い指導者によってクーデターを起こすか、あるいは党の了解のもとに韓国に対して軍事挑発する可能性がある。
北の労働党が了解するのは、軍部のガス抜きと北朝鮮国民に緊張感を与えるためである。
すでに韓国ではすべての韓国軍に非常警戒態勢が敷かれた。北朝鮮の動きに対応するためである。
今後、数日間、北朝鮮に対して徹底した情報収集が行われる。北朝鮮軍の無線傍受からも部隊の動きを探ることは可能である。
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北朝鮮で後継者に決定している正恩氏だが、彼を誰が中心に支えるか決定していない。
1994年に死去した金日成主席のときは、軍部が「親孝行息子」として金正日氏を支持した。金正日氏はそのため「先軍政治」を決め、軍の支持に「優遇」で謝意をした。
軍は金正日氏を支えながら、自分たちの権力を強化した。
しかし今は軍に代わって党が正恩氏の支持体制を固めている。軍優先では北朝鮮という国家が維持できないからである。
その北朝鮮では新たに軍に李英鎬総参謀長などの党に従順な軍人を配置しているが、まだまだ古い軍指導者を排除できていない。
このため、今後、軍は古い指導者によってクーデターを起こすか、あるいは党の了解のもとに韓国に対して軍事挑発する可能性がある。
北の労働党が了解するのは、軍部のガス抜きと北朝鮮国民に緊張感を与えるためである。
すでに韓国ではすべての韓国軍に非常警戒態勢が敷かれた。北朝鮮の動きに対応するためである。
今後、数日間、北朝鮮に対して徹底した情報収集が行われる。北朝鮮軍の無線傍受からも部隊の動きを探ることは可能である。
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