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| 政府専用機さらに2機 緊急援助に活用 中古のB-767機 (読売 1月31日 夕刊) | [要約]政府は05年までに中古のB-767機2機を購入し、政府専用機を合計4機にすることを検討している。B-767機は乗客数210〜290人の中型機で、中古であれば1機100億円以下で購入かレンタルできる。政府専用機は1991年にB-747機(乗客数400〜450人)2機が導入されたが、2機体制では機数が少なく運行に支障がでる恐れがあるとしている。また中型のB-767は滑走路が短くてすみ、地方の空港に離発着できる利点がある。 [コメント]これを管理・運営するのは航空自衛隊である。航空自衛隊にはB-767のAWACSが4機と、購入が決まっているB-767の空中給油機がある。さらに昭和41年に基本設計を行い、すでに旧式化したC-1輸送機が20機配備されている。だからC-1輸送機の後継機としてB-767機を配備することは可能である。政府専用機のB-767であっても、床と座席を取り払えば、貨物機として使用することはできる。古くなった20機のC-1輸送機の後継機をB-767機の10機で補い、残り10機をC-130輸送機で補うという方法もある。そのような戦略的な考えをすれば、空挺部隊など国内の緊急展開能力を落とすことにならない。 EUでは独自の緊急展開部隊の輸送機として、仏・独が中心となり共同で新型輸送機を開発する動きがある。米軍の輸送能力に依存しないためである。しかし日本ではB-767機の中古機で済ますアイデアが出てきた。 最大の問題は、自衛隊の海外派遣を米軍の指揮下で後方支援を行うか、それとも国連軍として人道支援や国連PKO活動を行うかの選択である。このB-767機はどちらの案にも活用できるので、意外とすんなり決まると予測する。 そういえば当初、C-1輸送機を基本設計するとき、有時にグアムから日本まで米軍の弾薬を空輸できるように考えられたことを知っていました? そのような時代の産物だったんですよC-1輸送機は。 |
| イラク支援 派遣承認案 衆院を通過 本会議、野党抜き裁決 (各紙 1月31日 朝刊9 | [要約]イラクに自衛隊を派遣する承認案は、31日未明、自民党、公明党の賛成多数で可決された。民主、共産、社民の野党3党は、衆院テロ防止特別委員会で強行採決されたことに抗議して、本会議を欠席した。与党は3月6日までに国会承認の手続きをとることを予定している。 [コメント]自衛隊のサマワ調査報告が事前に準備され、現状に関係なく形式的なものとして処理されたことに驚いた。もしこの報告書偽造に自衛隊も一役買っていたなら、それこそ自衛隊の自殺行為である。今月号の月刊「文春」に城山三郎氏の寄稿文が載っている。終戦直後、最後の特攻と言われた中津留大尉は、宇垣司令長官とともに大分から特攻に飛び立ちます。しかし海上の様子から、中津留大尉は終戦を確信しました。しかし後席の宇垣司令は米軍に突っ込むように命じます。苦しんだ中津留大尉は爆弾を海上に捨て、沖縄の伊平屋島で戦勝パーティーをしている米軍泊地に突っ込む振りをして急旋回し、海岸の岩に機体をぶってけて最後を遂げたそうです。つづく2番機も中津留大尉の意図を察知し、米軍を避けて最後を遂げました。もしあのとき、戦勝パーティーにわく米軍に突っ込んでいれば、日本軍は最初の真珠湾でだまし討ちし、最後の沖縄でだまし討ちにしたという汚名が残った。そのために日本は、4カ国が分断統治した可能性もありました。中津留大尉の判断は戦後の日本を救ったといえるそうです。 もしサマワでの偽報告書に自衛隊が手を貸してしれば、その罪は国家100年の苦しみを与える大罪に値します。まさに責任者が自決しても、その責任をとり切れないほどの禍根を残します。いくらイラク派遣を正当化しても、ウソで塗り固めなければ通用しないような正道はありません。いくら政治家や官僚がダメであっても、自衛隊がそれに付き合う必要はまったくない。自衛隊員は中津留大尉に覚悟を学べ。 |
| エルサレム自爆テロ 自治政府 打つ手なし 過激派Vsイスラエル 第3国仲介は形骸化 (産経 1月30日 朝刊) | [要約]エルサレム市内のイスラエル首相公邸近くの路上で、路線バスを狙った自爆テロがあった。このテロで乗客など10人と自爆犯が死亡し、45人が負傷した。イスラエル軍は28日にカザ地区で掃討作戦を行い、「イスラム聖戦」のメンバー9人を殺害している。今回の自爆テロはこの掃討作戦の報復と思われる。エルサレムではエジプトやアメリカの仲介で和平交渉の動きがあるが、この自爆テロですでに暗雲が立ち込めてきた。パルスチナ自治政府はイスラエル軍対過激派の抗争からはじき出され、事実上、何も打つ手がないのが実情となっている。 [コメント]自爆テロを防ぐことは難しい。なにしろ自爆犯が本気で天国に行けると信じているからだ。嫌々ながら自爆テロを行うのではない。自爆テロ犯は楽しくて、嬉しくてしかたないのである。本人ばかりか、家族や友人を天国に招待できる権利を得るからだ。生まれながらにして貧しく、学校などで勉強する機会もなく、将来に期待が持てないなら、自爆テロで天国に行くことも彼らのひとつの選択なのだ。学歴がどうのと騒ぐ世界には理解できない別の世界がある。 昨日、新幹線の「のぞみ」に乗車中、時速275キロで走る車内で考えた。おそらく秒単位で正確に運行されるダイヤなら、「のぞみ」同士がすれ違う瞬間に先頭車両を爆破・脱線させることは可能である。(具体的な方法は述べない) もし日本で自爆テロが吹き荒れたらと思うと、今までに感じたことのない恐怖心に襲われた。自衛隊がサマワで自爆テロに襲われることはほぼ100パーセント間違いないと思う。 |
| イラク・サマワ 陸自本隊の警護せず オランダ国防相と単独会見 (毎日 1月30日 朝刊) | [要約]オランダのカンプ国防相は毎日新聞記者の取材に応じ、サマワで宿営する陸自本隊との関係原則を述べた。@基本的に自衛隊を守る。A要請があればオランダ軍が出動するとする原則を示した。さらにオランダ軍が対応出来ない場合は米軍が応援する。日壕両軍が共同行動する場合、自衛隊にオランダ軍を守る義務はないと話した。また、自衛隊の宿営地にオランダ軍の警備は必要ないと強調した。 [コメント]この毎日の見出しである「陸自本隊の警護せず」としたのは間違い。カンプ国防相が話している内容は、サマワの治安担当軍であるオランダ軍が、自衛隊護衛する任務範囲を話したもので、これでオランダ軍が陸自本隊を警護せずとするのは飛びすぎている。要するに国防相は、サマワ自衛隊宿営地の出入り口で、自爆テロを警戒するためにオランダ軍は配置しないという意味である。また通常は自衛隊自身が、宿営地周辺や宿営地外を行動中は自衛して欲しいという意味である。しかし何かあれば駆けつけるという。まあ自衛隊も普通の独立国の軍隊なら、この程度のことは常識の範囲である。特別にオランダ軍が自衛隊を「警護せず」というわけではない。 ところで昨日、新幹線で帰郷中に電話が入った。ある新聞社から、サマワの日本メデアを守る義務がオランダ軍にあるかという質問である。この答えにはふたつある。まずオランダ軍はどこの国のメデアであっても、直接、サマワで各国のプレスを守る(護衛)義務はない。しかしサマワの治安を担当する部隊として、サマワでゲリラがプレスを襲撃したり、その兆候があればそれなりの対応をしてプレスを守ることになる。これがふたつの答えである。だから本来なら、日本のプレスはサマワ警察の近くに拠点(事務所)を築いて、サマワ警察の保護が得やすい環境を確保することになる。しかしサマワ警察が狙われたり、信頼できないとなればオランダ軍の近くに拠点を作ることが望ましい。しかしオランダ軍の宿営地はサマワ郊外の荒野にある。その宿営地付近に事務所を開設することは無理である。 そのような理由もあって、ナシリアではイタリア軍が市内のサマワ警察署にイタリア軍警察隊の派遣所を開設した。そこが昨年11月に自爆テロで狙われたのである。 |
| 昨夜、帰京しました! | 昨夜(29日)、広島での葬儀を終え、無事帰京しました。これからメールを読むことも、メールを出すこともできます。もちろん更新もバッチリです。国会も大変なことになっていますね。さあ、週が明ければ2月です。いよいよ陸自の本隊も始動スイッチが入ります。気分を引き締めて頑張ります。よろしく。 |
| 再度、更新休止のお知らせ!(1月27日) | たった今、郷里の親戚で不幸がありました。これからすぐに広島に向かいます。今週中には帰京できると思います。その間、このホームページの更新を休止します。せっかくアクセスして下さったのに申し訳ありません。ノートパソコンなどの準備不足で、この間、届いたメールを読むことができません。帰京後、直ちに対策を講じます。 また、下段の「メールにお返事」の枠が壊れた件ですが、すぐに10通を越える方から丁寧なアドバイスが届きました。そのアドバイスの中には、これなら直りそうだと思われるものが多くありました。帰京したらすぐに直します。ありがとうございました。 それから仕事関連の方にお知らせします。広島には携帯電話を持参し、自宅にかかってきた電話を自動転送できるようにしておきます。緊急の用事のかたは携帯に電話してください。それではご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いします。 |
| お知らせ!(1月26日) | 「メールにお返事」の枠が壊れ、新しく更新できなくなりました。原因がわかりません。ソフトは「ホームページビルダー」を使っています。パソコンはWindows 98です。しばらく「メールにお返事」が更新できないかもしれません。しかし皆さんから届いたメールを読むことができます。ご迷惑をおかけしましが、直るまでしばらくお待ちください。 |
| イラク・州警察幹部 サマワのテロ容疑者5人「無実と思う」 (朝日 1月26日 朝刊) | [要約]イラク南部のムサンナ州警察本部・幹部のアザウイ氏は、サマワでテロを計画した疑いで19日に逮捕した5人を、「テロ行為に関与していた証拠は見つからなかった。無実と思う」と語った。近く判事が釈放の可否を判断する。逮捕された5人は、「なぜ逮捕されたか分からない」と語っていると言う。本日の毎日の記事には、サマワ地方警察署は、「車目当ての強盗の可能性が高い」とする見方だという。また自衛隊に対するテロを計画していたとする報道を否定した。サマワ警察は事件を通報した住民と、逮捕された5人の間にトラブルがあったことが判明したという。 [コメント]これがサマワの現実である。警察署長の公用車を襲撃し、車を運転していた警官を殺した(下段の記事)目的は、警察幹部を脅迫して逮捕された5人を釈放させるためだったのだ。これで今回の署長公用車襲撃が、警察署長を狙ったものではなく、サマワ警察幹部を脅迫することだったのだ。さて今度は自衛隊の番である。これから密かにサマワ警察関係者と接触し、もしそのような強い脅迫の元に行われた警察の判断を確認したなら、サマワ警察が逮捕した5人を釈放後に直ちに殺すことが必要である。残酷なようだが、イラクのような戦場で戦うとはそのようなことを平然と行うことなのだ。もし逮捕された5人が釈放され、そのまま自由の身になれば、テロリストはさらに大胆になって自衛隊を狙うからである。しかし普通の日本人なら、5人を殺すことに強い抵抗感があると思う。しかし戦場ではそのような甘い考え方は通用しない。できれば19日に逃亡した5人も、さらに追撃して殺すことが望ましい。一昨日、署長公用車を襲ったのは、19日に逃亡した5人である可能性が高いからだ。ただし今はまだ自衛隊は先遣隊の段階である。そのような荒い仕事は、新たにサマワに派遣されたオランダ軍の特殊部隊が行うかもしれない。あるいは米軍から密かに派遣される特殊部隊が行う可能性がある。しかしサマワ警察に逮捕された5人が、サマワ警察署から釈放されても、数日間も生きていないことは確かである。テロリストとの戦争とはそのような形体の戦争である。これを誰も否定することはできない。 次は自衛隊員の手でテロリストを殺すことが求められる。それが嫌なら、自衛隊をイラクに出すな。 |
| 2 サマワで警察官 銃撃され死亡 (読売 1月25日 朝刊) | [要約]サマワ近郊の住宅街で勤務中の警察官が銃撃され死亡した。この警官は公用車でサマワ警察署長を自宅に送った直後、2台の車に分乗した複数の犯人に自動小銃で撃たれた。銃弾は頭部や胸に30発以上を撃ち込まれた。犯人は銃撃直後に逃走した。 [コメント]この事件を各紙は少しずつ違った見方で報じているが、サマワ警察署長を自宅に送った直後に襲われたことは間違いようだ。他紙では、これを物取り(強盗)と見るような記事もあるが、物取りが30発の銃弾を撃ちこむだろうか。明らかに殺害を目的とした襲撃である。サマワでは自衛隊の先遣隊が入った19日に、5名のテロ容疑者が逮捕されている。(下段の記事) そのとき仲間の5名が逃亡している。その逃げた仲間の仕返しか、逮捕者の奪還を目的に起こした襲撃事件と考えられないか。場所、時間、状況などを考えると、私は警察署長を狙ったか、あるいは署長に恐怖心を与える襲撃だったように感じる。 いよいよ自衛隊との戦闘は始まった。しかしアルカイダの手口を見ると、イラク戦争のように米軍をイラク全土に配備させてテロやゲリラ戦が始まった。今回も自衛隊の本隊がサマワに到着して、本格的なテロやゲリラ戦を開始すると考えている。 |
| 爆弾所持の5人拘束 サマワでテロ計画容疑 陸自標的の見方も (朝日 1月24日 朝刊) | [要約]イラク警察は陸自先遣隊がサマワ入りした19日、エジプト人1人を含むテロ計画容疑者5人をサマワで逮捕し、爆薬物などを押収した。地元の警察筋は、「テロの標的は地元の技術学校で、自衛隊ではない」としているが、自衛隊も標的のひとつという見方も出ている。さらに別の容疑者5人が逃亡した。逮捕された5人はアラブ系外国人の指揮を受け、資金も提供されていたという。ムサンナ州警察本部によれば、市民の通報に基いて、昨年末から監視下に置いていたという。 [コメント]一般的な見方をすれば、この5人はアルカイダに協力していた旧フセイン勢力の残党である。アルカイダは彼らに資金を渡し、爆薬の準備と情報を収集させようとしていた可能性が高い。また逮捕された5人は、地元の技術学校を爆破する計画と話しているようだが、そのようにアルカイダから言われていたのだろう。しかし10人もの男が関わって、地方の技術学校を爆破テロする価値があるのだろうか。そんなことは信じられない。明らかに自衛隊を狙った爆破テロを準備していたようだ。サマワの警察は彼らを1ヶ月近く泳がせ、自衛隊の先遣隊がサマワに入ったので逮捕した。 テロの準備と情報はこの10人の分担だが、最後の自爆テロはアルカイダ・メンバーがやるつもりではなかったか。このように現在のイラクでは、アルカイダと旧フセイン勢力の任務分担が行われ、協力体制が組まれていると判断していい。アルカイダもこの逮捕で何かを学んだ。次は別の手で来る。 かならずアルカイダはサマワの自衛隊を襲う。自衛隊は地元の部族長を味方にすれば安全が守られるような幻想をけっして抱かないように。 (私信・・・秦さん、こんどはサマワですか。気をつけてがんばってください。サマワでこのホームページが見れますか?) |
| 北朝鮮視察団 米上院公聴会 プルトニウム「本物」の可能性が高い 兵器、確認できず。(産経 1月22日 朝刊) | [要約]北朝鮮の核施設を今月上旬に視察した米国のロスアラモス研究所のヘッカー元所長が上院外交委員会で証言し、@使用積み燃料棒が貯蔵プールから完全に撤去されていた。A北朝鮮はプルトニウムと言い150グラムの粉末と、200グラムの金属片を見せた。しかし本物とか最近のものかは確認できなかった。B5000`ワットの実験用黒鉛減速炉が稼動していた。C大量破壊兵器を保有していると主張し、我々に抑止力の証拠を示したと思っている。しかしは核兵器や運搬手段を持っている証拠は見ることができなかった。Dウラン濃縮計画はないと説明した。などと証言した。 [コメント]早い話が、北朝鮮は米国の核専門家に空っぽの使用積み核燃料棒のプールを見せ、稼動中の実験用原子炉を確認させ、本物なのか何時のものかわからない少量のプルトニウムを示し、これで北朝鮮が核兵器と運搬手段を持っていることを信じてくれと懇願したのだ。そんなもので核武装が認められるほど世界は甘くない。使用積み核燃料棒は別の貯蔵プールに移し変えただけの可能性がある。少量のプルトニウムは以前に外国から秘密裏に購入した場合がある。やはり北朝鮮は核兵器保有を認めて欲しいなら、核実験と弾道ミサイルの発射実験は欠かせない。テポドンは核弾頭の搭載能力はない。しかし核実験をすれば、それは中国の怒りをかうことになる。自殺行為だ。今回の米国核専門団の視察こそ、最後のチャンスだったのだ。そのチャンスとは北朝鮮の核開発能力の高さをアメリカが認め、その開発断念の見返りに日米韓が多額(多量)の支援を北朝鮮に行うことである。しかしその夢も消えた。何回も言うようだが、もう北朝鮮の恫喝外交は通用しないのである。もうだれも騙された振りをしてくれないのだ。今年になって北朝鮮政策をよく知る人にあった。「もう2年はもたない。おそらく今年、遅くとも来年に北朝鮮はなくなる」と語っていた。これは日米韓、それに中露も同じ考えだそうである。それ以上も、それ以外も語ってくれなかった。 |
| 選挙専門家イラク派遣 決断迫られる国連 米の重荷 肩代わりの恐れ (毎日 1月21日 朝刊) | [要約]国連はイラク統治の実権を握る米英占領当局(CPA)の強い要請を受け、主権移譲に関する選挙専門家チームの派遣の検討を始めた。米国はイラク国内の治安悪化を受け、国連への依存を強めている。しかし国連がイラク総選挙で多数派のシーア派の意向をくむと、クルド族など少数派の反発を招くことになる。またさらに治安が悪化した場合、その責任を米軍から負わされる恐れもある。国連はアメリカのイラク戦争に反対したブラヒミ氏を選挙チームの責任者になるように説得している。ブッシュ政権が国連に依存してきた理由は、大統領選挙でイラクの治安悪化を理由に民主党候補の攻撃をかわす意図がある。しかし治安がさらに悪化すれば国連は「スケープゴート(いけにえ)」にされる危険が指摘されている。 [コメント]自衛隊のイラク派遣を正当化する意見に、国連は頼りにならないからアメリカと軍事同盟を強化すべきというものがある。軍事同盟国であるアメリカがイラクで困っているから、自衛隊が米軍を助けるという関係を強化するという。しかしその米軍が国連を頼りにしてくればどうするのか。今の世界に国連にかわるものがあるだろうか。そのあたりのことを現実的に考えなければ、日本はブッシュ大統領やネオコンと心中することになりかねない。 しかし民主党の国連待機軍にはがっかりした。なぜ自衛隊と別組織にするのか。国連待機軍であれば、自衛隊の中に存続させることが重要である。小沢さんはもう少し軍事の現状がわかる人と思ったが失望した。 |
| 陸自先遣隊サマワに入る 駐留オランダ軍が同行 初の”戦地” (各紙 1月20日 朝刊) | [要約]クウェートに到着していた陸自の先遣隊(20名)は、19日夜にサマワのオランダ軍宿営地に入った。クウェート国境からサマワまでの移動には自衛隊車両5台に、9両のオランダ軍の装甲車などが護衛についた。先遣隊の一部は現地の治安状況を調査し、1週間程度のちに帰国し政府に報告する。その報告を受けて本隊派遣が決まり、1月下旬にも施設部隊80名が宿営地建設のためにサマワに向かう。その後440人を2月下旬から3月下旬にかけ3波にわかれてサマワに入る。 [コメント]いよいよ自衛隊が戦地に入った。軽装甲車に乗り、機関銃を構え、厳戒態勢のオランダ軍のともにイラクに入った。このニュースは海外でもトップ扱いで、イギリスでは速報でTV中継もあったそうだ。ついに日本が戦地に部隊を送ったという解説だった。当然ながら、アルカイダなどのテロ組織もサマワの自衛隊が主要なターゲットになったことを知ったはずだ。決して油断してはいけない。油断したときを狙って攻撃される。アルカイダはプロのテロ組織だ。 |
| 石破防衛庁長官 「テロやゲリラとの戦闘は憲法9条の規定にあてはまらない」と発言 (NHK 朝のニュース 1月19日) | [要約]昨日、札幌で行われた「イラク派遣自衛隊を激励する道民の集い」(日本会議北海道本部などが主催)で、来賓としてあいさつした石破防衛庁長官は、「イラクで行われているようなテロやゲリラとの戦闘は、憲法9条で規定している戦闘とはいえない」と発言し、例えイラクに派遣された自衛隊がゲリラと交戦しても、憲法で禁じられた武力の行使にあたらないという考えを示した。 [コメント]また石破長官が奇妙な発言をした。だから軍事オタクの防衛庁長官は困るのである。軍事を知っているつもりが何も知らない。もしテロやゲリラの戦闘が憲法9条の禁じている武力行使に当たらないなら、これから自衛隊はテロやゲリラとの戦争を最優先課題と掲げる米軍と、どこまでも共同作戦(今は後方支援に限っている)がとれることになる。それにこの原則をベトナム戦争にあてはめるなら、もし南ベトナムに戦闘地域を限るなら、自衛隊は米軍と共に戦争に参加することが可能だったことになる。もし北ベトナム領土を攻撃しないなら、自衛隊は南ベトナムの戦争に参戦できるというのは、ベトコンはゲリラで国家を代表していないという説明になるからだ。どうして石破長官は次々と奇妙な発言をするのか。先日は訪欧中のハーグ(オランダ)で武器輸出3原則を全面に直すと発言した。日本が今まで各国の信頼を得て平和国家を目指し、他国に脅威を与えない平和的な外交を築いてきた。そのことを石破長官は一時の感情で崩していることに気がつかないのだろうか。 |
| 防衛庁 陸自ヘリ派遣検討 来月にも 隊員、物資輸送用 (毎日 1月19日 朝刊) | [要約]防衛庁はサマワの自衛隊宿営地と、100キロ離れたナシリアの空港の間で、隊員や物資輸送に使うヘリ派遣の検討に入った。使う機体はUH-60多用途ヘリかCH-47大型輸送ヘリの予定で、砂漠の運用に必要な防塵フィルターや防弾装置を設ける対策を詰めている。可能なら2月中旬、海自の輸送艦でクウェートに派遣する方針。(朝日は派遣されるのはUH-60ヘリとし、4月以降に緊急輸送用として派遣と報じている) [コメント]2月中旬の配備なら、本隊とともに派遣されることになる。サマワ陸自の派遣隊の場合、最も危険度の高いのは交代時や物資輸送のときである。これを輸送ヘリで行えば安全度は高くなる。そのヘリの安全確保であるが、サマワ宿営地で離着陸のときはSAー7対空ミサイルを警戒し、宿営地周辺に警戒員を展開させて不審者の侵入を阻止することになる。むろん地上警戒員と上空のヘリを無線で結び、対空ミサイル発射時に地上から連絡し、CH-47はIRフレアを発射することとになる。飛行する場合は2000メートル以上の高度を維持し、携帯式SA-7の攻撃を回避することになる。使われる機体は、軍事常識に従って選択するのはCH-47大型輸送ヘリである。抜群の搭載量を持っているからだ。床に防弾板を張っても、その搭載量は十分に余裕がある。もし現地で地上戦闘が激しくなれば、機関銃やロケット弾で武装したUH-60を配備することになるが、今のところそれほどの銃撃戦闘は予測されていない。 しかし輸送ヘリ投入をこれほど早く決意するなら、なぜ最初からそのように公表しなかったのか。まさか国会で争点になることを嫌い、通常国会終了後に公表する気だったのだろうか。もしCH-47ならすぐにでもIR(赤外線)フレアを搭載することになる。また仮にCH-47ヘリで2機の派遣を考えると、パイロットや機内作業員、それに機体整備要員や運行関係者を含めると、陸自は少なくとも100人〜150人程度の追加派遣となる。また海自の輸送艦「おおすみ」クラスは、CH-47ヘリを搭載して運用できるように開発された経緯がある。 |
| ソウル中心部の在韓米軍基地 07年をめどに南方移転 (朝日 1月18日 朝刊) | [要約]ハワイのホノルルで開かれていた米韓国防当局者会合は、現在ソウルの中心部にある在韓米軍・竜山基地を、07年度をめどにソウル南方の鳥山や平沢などに移し、その260ヘクタールの敷地を韓国に返還することを決めた。在韓米軍の主力(3万7千人)はすでにソウル南方に移転することは決まっていたが、在韓米軍の司令部がある竜山基地については合意が持ち越されていた。 [コメント]この合意によって、在韓米軍の大半は38度線沿いに沿って配備された北朝鮮の重火砲の射程から解放されたことになる。もし北朝鮮が軍事行動を始めれば、すぐに在韓米軍と交戦状態になり、そのことで米軍との全面戦争を決意しなければいけない。そのことで北朝鮮軍の行動を抑止する目的の配備だった。しかしこの米軍後退配備で、北朝鮮軍の軍事行動の抑止を放棄したわけではない。北朝鮮軍が断末魔の苦しみで、火砲やロケット弾の発射を行った場合でも、在韓米軍の被害を軽減する為の処置だと考えていい。さらに付け加えるなら、統一朝鮮国家で米軍の役割を考えた上での配備だろう。ソウルの南方に在韓米軍を配備することで、統一後の朝鮮半島でも米国は自国の軍事力の存続を考えているようだ。・・・・・・・急にカミさんと映画「ラスト・サムライ」を見に行くことになりました。上映時間を調べたら、すぐに出かけないといけないそうです。それではちょっと出かけてきます。カミさんをを怒らせると怖いので、更新はちょっと中断です。娘は映画「着信あり」だそうです。映画の終わる時間が同じで、それから昼ごはんになります。ラスト・サムライにはちょっと期待しています。 |
| 社説 自衛隊と報道 政府の取材規制は論外だ (毎日 1月16日 朝刊) | [要約]自衛隊にイラク先遣隊の派遣命令が出て、空自や陸自が次々と日本を出発するその中で、防衛庁が報道各社にイラク派遣報道の自粛を申し入れた。派遣隊員の安全にかかわるという言うが、報道を規制したいという意図も見え隠れする。さらに長年続けてきた定例の陸海空の幕僚長の記者会見を、一方的に廃止すると防衛記者会に伝えた。政府は戦闘地域に自衛隊が入ることを禁じたイラク特措法で自衛隊をイラクに派遣する。しかし国民の多くはイラクに安全な地域はないと思っている。政府はその説明を国民にしていない。さらに報道開示を規制することは民主国家の原点を失う危険な発想だ。自衛隊員の安全に配慮しながら自衛隊の行動を報じることは可能である。自衛隊にとっても国民に理解と協力を得るというのは国防の原点に繋がる。政府はイラク派遣部隊の取材を規制すべきではない。 [コメント]実は今夜のTBSラジオ、夜10時からの「アクセス」でこの問題をテーマに取り上げるそうだ。私にも出演依頼がきた。もちろん出演OKである。政府がいう自衛隊員を守るために報道を自粛しろという理由がわからない。むしろ今の状況では、政府のムチャクチャな命令で派遣された自衛官を守るために、サマワでの自衛隊を正確に報道(取材)することは絶対に譲れない。自衛隊員もそのようなメデアの姿勢を支持するだろう。政府が恐れているのは、自衛隊員の死体が撮影されたり、現地で外務省の職員が湯水のようにお金をばらまく姿ではないか。要するに政府は、夏の参議院選挙に不利な情報を封殺したいとしか考えられない。この政府の要請で取材を自粛するようなメデアがあるのだろうか。そのようなメデアは自殺行為そのものである。そんな単純なことが判断できぬほど、福田官房長官は現状を直視できなくなったのか。そのほうが派遣される自衛官にとっても、国民にとっても怖いことだ。 |
| イラク余波 変わる中東地図 対米改善図る専制国家 リビア.イランなど軟化 (毎日 1月15日 朝刊) | [要約]イラク戦争の余波を受けて、リビアは大量破壊兵器の破棄を宣言し、シリアやイランも親米国のトルコやエジプトに急接近し、米国との関係改善を真剣に模索し始めた。これはロ仏独が共同しても、米国のイラク戦争を阻止できなかった現実を見て、次なるターゲットになりたくないからだろう。昨年12月、イランは核査察に応じることを表明した。今年になるとシリアのアサド大統領は同国大統領として初めてトルコを訪問した。同じ日、イランは25年ぶりにエジプトと国交を回復することを発表した。このような変化はイスラエルやパルスチナに波紋を広げている。 [コメント]これらをイスラム社会の親米化と見るか、あるいは一時的なアメリカ向けパフォーマンスと見るか。私は明らかにアメリカ向けパフォーマンスと見ている。オセロゲームならアメリカにひっくり返されて「黒」になるより、白(灰色)のままで黒になった振りをして、そのうちアメリカがイラクで疲れてきたら、イラクのアメリカを挟んでひっくり返して「白」にする作戦と思う。そうなのだ。ベトナム戦争はドミノゲームだったが、イラク戦争はネオコンのオセロゲームなのである。 ※ ちょっと急用ができて上野まで行ってきます。帰りは午後になります。なんだか途中で終わっていましましたが、帰って時間があればさらに追加更新します。ちょっとオセロゲームの感覚で中東の動きを考えてみてください。その際、地中海とインド洋(ペルシャ湾)には米海軍の空母機動部隊がいることを忘れないでください。それでは行ってきます) |
| 米陸軍大教授が批判 「テロとの戦争は非現実的」 戦略の誤りを指摘 (毎日 1月14日 朝刊) | [要約]これは米陸軍大学戦略研究所のジェフリー・レコード客員教授が、米国にとってイラク戦争は不必要だったと分析する論文である。米国は対テロの標的をアルカイダに絞るべきところ、イラクのフセイン大統領の特性や脅威の水準を見誤り、ブッシュ政権は不必要なイラク攻撃を選択してしまった。そのためアルカイダの次の攻撃を防ぐ「注意と資源」をそらせることになった。このことはブッシュ戦略の誤りである。ブッシュ戦略は対アルカイダに絞り込むべきだった。またブッシュ政権が掲げる「あらゆる国際テロとの戦争」は、米国への脅威が乏しい相手との「終わりなき戦争」に米国を追い込み、非現実的な戦略だとこの論文は非難する。 [コメント]ブッシュ政権は同時多発テロで恐怖心に襲われた米国民を、アフガン戦争からイラク戦争に導き、その結果、イラクの軍事占領という泥沼に苦しんでいる。そのことは何度も言うように、ネオコンが描く中東占領戦略のためだった。すなわち9・11同時多発テロはネオコンに盗用(悪用)されたのである。そのことの指摘をこの論文で明らかにしたいのではないか。 このレコード教授がいう「特性や脅威の水準」とは、戦略や作戦を決定する際の「脅威の見積と対応」のことである。同じような失敗に北朝鮮の実例がある。北朝鮮はベトナム戦争の教訓として、ベトコンが米軍を苦しめたトンネルに注目した。そこで非武装地帯などの戦闘区域の地下にトンネルを張り巡らした。いざとなればトンネルに立てこもって戦うのだ。北朝鮮軍は朝鮮戦争で米空軍の絨毯(じゅうたん)爆撃の怖さを知っている。地下要塞化は2重の意味で北朝鮮軍に受け入れられた。しかしベトコンはゲリラである。昼間は田や畑に出て働き、夜になると銃を持って米兵を襲う戦闘集団だ。だが北朝鮮軍は明らかに正規軍である。戦車や砲兵や航空機とともに戦うプロの戦闘集団なのである。それらがトンネルに立てこもることは、戦車などの機動・打撃力を封殺することになる。だから近代的な正規軍の場合、トンネルは防御戦以外に使われることは少ない。トンネルが張り巡らされてから、北朝鮮軍は非武装地帯の地下に掘られたトンネルに縛られ、機動・打撃力を生かす作戦はできなくなった。 このようにアルカイダへの脅威と対策、フセイン・イラク軍の脅威と対策はまったく異質なもので、それを見誤るとアメリカは不要な戦争に引き込まれたし、差し迫った脅威(アルカイダのテロ)に有効に対応出来ないことになった。 まあ米陸軍大学なら、ネオコン戦略という言葉が使えないかもしれない。そこで「戦略の誤り」という形を選んだのだろう。しかしそのほうがネオコン批判には薬になりそうだ。 ※スパイク軍事通信員から、この記事に関するレポートが「通信員報告」に届いています。 |
| @イスラエル大統領 シリアのアサド大統領を招請 和平合意を協議 (産経 1月13日 朝刊 ) A英、仏独に旧接近 シリアへの圧力狙う (朝日 1月13日 朝刊 ) |
@[要約]イスラエルのカツァプ大統領はシリアのアサド大統領を、和平合意を協議するためエルサレムを訪問するよう招請した。シリアは米国にイスラエルとの和平交渉再開を仲介するように要請したと伝えられているが、その和平条約締結と交換にゴラン高原の返還を求めているという。しかしイスラエル側は前提条件なしで和平交渉を協議すると主張している。だがイスラエルは強硬派のシャロン首相が、シリアとの和平交渉に消極的といわれ、また、アサド大統領もエルサレムを訪問することは、イスラエルの東エルサレム併合を認めたことになるので訪問は難しい。 A[要約]英、仏、独の3カ国首脳が、シリアに大量破壊兵器の破棄を迫り、代わりに貿易や投資を促進させる協定を結ぶ動きがある。イラク戦争に反対した仏、独と、参戦した英国の溝は深まっていた。しかし昨年10月には3国が結束してイランを説得し、イランに核査察を受け入れさせたことで、3国協調を急接近する要素が生まれた。来月2月にはブレア、シラク、シュレッダーの3氏が首脳会談を開く予定である。これによって、EUを英仏独の3ヵ国が牛耳る形になり、他の国から批判や懸念の声もでている。EU諸国にはシリアとの交渉に3ヵ国の首脳のほかに、EUの外交政策のソラナ上級代表を加えるべきという意見もある。 [コメント]アメリカがイラクの治安回復に四苦八苦している間に、中東外交はシリア(人口1700万人)をめぐる扱いに主舞台が移ってきた。シリアが化学兵器などの破棄に合意し、化学兵器禁止条約を批准するのは時間の問題だと思う。そのことで仏、独はシリアとの関係を深め、アメリカとの関係を修復する考えだろう。アメリカに恩を売るつもりだ。私はイラクの大量破壊兵器は、シリアに隠されている可能性が高いと思っている。そのことをフセインの口からでることをシリアは恐れているのではないか。シリアのアサド大統領はまさにパキスタンのムジャラフ大統領のような立場になった。 もしシリアが化学兵器禁止条約を締結し、イスラエルと和平条約を結ぶと、レバノン南部のイスラム教シーア派のヒズボラは最大拠点を失う。さらに決定的なことは、米軍は地中海の海軍機動部隊と、イラク占領軍が最短距離の陸路で結ばれることになる。地中海の米軍部隊がスエズ運河を抜け、紅海からシナイ半島を回り、ペルシャ湾に迂回する必要がなくなるのだ。これでイラクへの補給路が大幅に短くなる。再びベイルート(レバノン国 人口367万人)は西欧から見て中東の表玄関となることは間違いない。 しかしこれはまさしくネオコンの描く中東占領戦略で、一歩誤れば第3次世界大戦を誘発させる危険を含んでいる。レバノン南部の拠点を失ったヒズボラは、主敵をイスラエルから米軍に移すことになる。また、多くのイスラム教徒が反米の戦いに加わるだろう。イスラエルとアラブの戦争が中東全域に広がることを意味している。そのような中東の火薬庫に日本は自衛隊を送り出そうとしている。 |
| ブッシュ政権 同時多発テロ以前から フセイン打倒計画 閣僚に攻撃の理由探せ (読売 1月12日 朝刊) | [要約]2002年末に更迭された米国のオニール前財務長官は米CBSテレビのインタビューに出演し、ブッシュ政権が発足した直後の01年から、フセイン政権の打倒を計画していたと明らかにした。そのために何らかの理由を見つけるように閣僚に指示していたという。なぜフセイン政権を倒すかは説明しなかった。政権が発足して3ヵ月後には、軍事的にフセイン政権打倒する方法と、戦後統治に関する内部文書を作っていたという。2001年9月の同時多発テロ後、ウォルフォウィッツ国防副長官がイラク攻撃を進言したが、パウエル国務長官が反対しアフガンの旧タリバン政権攻撃を優先させたという。ブッシュ政権は発足当時から、フセイン政権打倒を目指していたことを示していた。これらは、「忠誠の対価」(ロン・サスキンド著)として近く出版される。 [コメント]91年の湾岸戦争を戦ったが、大統領選挙で破れたパパ・ブッシュ大統領の仇を討つというより、ネオコンの進める中東占領政策を始めるために、まずはフセイン政権打倒を画策したと思う。ウォルフォウィッツ国防副長官などネオコンの狙いは、イスラエルとともに中東地域を親米国家に作り変え、中東石油の支配権を確保することである。その戦略は米海軍と米陸軍が共同して、オセロゲームのように挟み込んで占領地域を拡大することである。さらにその占領地域の治安を米国支持の有志国家で行わせ、米軍は中央アジアなどへ支配地をさらに拡大することである。中東の石油をアメリカが押さえれば、発展著しい中国もエネルギー戦略から米国が支配することも可能である。そのようなネオコンの世界戦略の第一歩がイラク攻撃だったようだ。しかしアフガン戦争でアメリカは片足を泥沼に突っ込んだ。まだ抜け出していない。頼みのパキスタンもムジャラフ(親米)大統領を確保することができたが、多発する暗殺未遂事件でパキスタンの新米政権は風前のともし火である。またアフガンのカルザイ政権下で、南部でタリバンも復活の兆しを見せている。その上、アフガン北部はまだ部族支配が続いている。アフガンは元に戻ろうとしている。 その中でイラクの治安は親フセイン勢力や国際的なテロリストから、失業など社会に不満を持つものへの反米運動を拡大させた。米英軍がイラクで支配するからイラク人に仕事がない。米英軍がイラクの石油を盗むから、イラク人が貧しくなっていくという論理である。 米軍のイラク支配は、「イラク解放軍」と夢見たネオコンの完全な誤算であったことが明らかになった。今年の米大統領選挙で、この「忠誠の対価」という本が与える影響は大きいと思う。ブッシュ大統領とはネオコンが作り出した操り人形だったのだ。となれば、そのネオコンの操り人形とふらつきながらダンスをしているのが小泉首相という関係が見えてくる。 |
| 石破防衛庁長官、ヨーロッパ歴訪に出発。(1月11日) | [コメント]通常国会開催を前に、石破防衛庁長官がヨーロッパ歴訪に旅立った。表向きの理由は、自衛隊のイラク派遣をヨーロッパ各国に説明する為というが、本当は電撃的にサマワを訪問することは間違いない。なにしろ石破長官は記者会見で以前、自衛隊をサマワに出す前に、自分で現地を訪れて安全を確認すると大見得を切っている。イラク特措法にも、防衛庁長官が現地の安全を確認すると定められている。そこで急いでコソコソとサマワに向かったのである。もし通常国会でこの問題を指摘されると、無責任長官というイメージが張られるからだ。ヨーロッパに行くフリをして、短時間だけサマワに立ち寄る作戦である。いわばアリバイ工作である。先週はオランダの首相がサマワを訪れている。先月はブッシュ大統領がバグダッドを訪れ、英国のブレア首相もバスラを訪れている。そこで石破防衛庁長官も電撃的にサマワを訪問するわけである。まあ、政治家のパフォーマンスなのだろう。 昨日、空挺団で石破長官の訓示を直接聞いた。まったく品位を感じなかった。自分に都合のいい話だけを持ってきて、並べただけの話で無能ぶりがわかった。こりゃダメだな。 |
| 本日、空挺団・初降下訓練取材で更新を休みます。(1月10日) | [コメント]今、朝の7時です。NHKテレビではパウエル国務長官がNHKのインタビューに応じ、自衛隊のイラク派遣を評価すると話しています。イラクではC-5輸送機に対空ミサイルが命中したり、バクバのモスク(シーア派)で爆発物が爆発するなど、様々な事件が起きています。これから習志野に向かい、空挺団の初降下訓練を見てきます。それでは行ってきます。 |
| 解説 EU安保 国連中心を掲げ米政権戦略と一線 (読売 1月9日 朝刊) | [要約]EUは今年春、東欧など10ヵ国が加入し25ヶ国体制になる。その戦略は「国連を中心とする多国間主義」をとり、先制攻撃や単独行動をとるブッシュ政権戦略と一線を画すという。「これは事実上の集団防衛で、米国からの軍事的な独立の一歩となる」(植田隆子・ICU教授)が指摘する。EUは90年代半ばの旧ニューゴ民族紛争で、危機解決を米国に依存したという反省がある。これがEUの外交を裏打ちできる軍事力をもつ原動力になっていった。EUには現在6万人規模の緊急対応部隊があり、ボスニアやマケドニアに展開している。また欧州にはNATOではなく、欧州同盟が安全保障を決定すべきという意識が広がっている。そのために米軍に依存しない独自の新型輸送機(A400M)を開発する動きも進んでいる。新たにEUに加入する東欧諸国は親米色が強い。また英国も親米国家でEU戦略がNATOと分離することを嫌う。そこでEUの基本戦略は、NATOとどのように任務を分担し、住み分けるかが重要な課題となってきた。 [コメント]まるで数年後の日本を見ているようなEUの安全保障政策である。日本は今まで安保を米国に依存しすぎて、独自の外交政策が打ち出せないジレンマがあった。しかし北朝鮮消滅を機に、米国は東アジア10万人兵力体制を見直すことは確実視されている。そのとき、日本はどのような安全保障政策をとるのか。日本も先制攻撃や単独主義をとるブッシュ戦略から距離をとり、EUのように国連中心主義を掲げるなら、韓国(統一後)と国際平和建設部隊を創立させ、アジアでの緊急対応部隊を派遣できるようにする必要があると思う。そのようなことを行っているのが新EU軍なのである。 韓国も北朝鮮という軍事脅威が消滅すれば、その軍事力をアジアに向けなければ中国と関係が悪化する。いわば日本と同じような安保環境になってくる。そこで韓国と日本はASEANを通じて、アジアの治安に関与するという即応部隊の新設である。それなら中国も支持する可能性がある。その場合、アメリカのアジア戦略とどのように住み分けるか。そのことが次第に重要になってくることを指摘する記事と感じた。☆☆☆☆ |
| 北朝鮮を読む 生物・化学兵器も脅威 特集・平和立国の試練8 (毎日 1月8日 朝刊) | [要約]現在、北朝鮮の核開発問題の解決を目指す6ヶ国協議が行なわれている。しかし6カ国協議で北朝鮮の大量破壊兵器である生物・化学兵器の問題は語られていない。38度線に近い北朝鮮の王在峰(ワンジェボン 標高303メートル)には、化学兵器の中央貯蔵施設があると |