月刊スコラ誌
2001年 2月号
Super Military Power KOREA
軍事超大国 『統一朝鮮』の出現
朝鮮半島の統一で、日本の隣に『超』軍事大国が!!
500円(税込み)
構成・文 神浦 元彰(すなわち私)
| 南北朝鮮には170万人を超える兵力が対峙している。それが統一されれ無駄を削減さると、どのような国家の軍事力が誕生するのか。それを予測してみると、兵器は旧式でインフラの遅れた北朝鮮軍が、生き生きと再生してきたので驚いた。お荷物になるはずの北朝鮮軍のはずが、韓国軍からもらうわずかな支援で充分に復活する。それは第一に北朝鮮軍が非正規戦用に編成している10万人を超える特殊部隊の存在である。彼らには海兵隊のように上陸用舟艇や補給艦はいらない。改造した漁船であっても、それで渡洋作戦が可能な部隊のだ。これからは非正規戦の時代といわれている。これが日本にとってどれほどの脅威になるか想像してみた。 また韓国軍が装備する兵器システムも、全面的にアメリカに頼っていないいないことに驚く。ドイツ、イタリア、フランス、イギリスのヨーロッパや、旧共産圏のロシアなど各国から購入しているこは意外に知られていない。これはアメリカの安全保障政策が急に変更になっても、韓国独自の力で国防できる体制を整えていると説明されている。さらに驚くのは、ドイツから購入した潜水艦を自国で建造できるようにしたり、アメリカ軍の対空ミサイル・ナイキを改造して、対地ミサイル用として部隊配備している。そのナイキ対地ミサイルの射程も、300キロに延ばすことに米韓が合意している。これにテポドンなど北朝鮮軍の弾道ミサイルの技術が加われば、統一軍は強力な地対地ミサイル部隊を編成できるのだ。またロシアから借金のかたに入手したT−80戦車も、T−62戦車などロシア戦車に慣れた北朝鮮出身の戦車兵を載せると、T−80戦車の能力を存分に発揮するだろう。また昨年末の韓国国防白書で指摘しているように、北朝鮮は1〜2発の核爆弾を製造できる核物質を持っているという。統一軍は在韓米軍という固い枠が外されれば、大国の核の脅威に対抗するという理由で核武装をする可能性も皆無ではない。 このように分析を続ければ、日本にとって朝鮮半島に生まれる新国家は、潜在的に超軍事大国になる要素を持った国だとわかる。日本か新KOREA国が互いに軍事政策を誤れば、東アジアに不幸で深刻な事態がうまれる危険があることを伝えたかった。 ところで自宅でこのスコラ誌を見ていたら、小学生4年生の娘が、「お父さん、これエロでしょう」と言う。たしかに若い女性の裸の写真が多い本である。男性が会社や学校に持っていって、若い女性に見せたらセクハラになるかもしれない。でも娘には、「お父さんが記事を書いた本は、裸の写真がいっぱいあってもエロじゃないよ」と話した。ご存知のように、最近の男性週刊誌は売れ行きが下がっている。その理由にひとつに、もう読者が裸の写真にあきて買わなくなったからだそうだ。雑誌を担当している広告代理店の友人から、その代替えの記事として軍事ものが見直されていると聞いた。野球やサッカー、それに格闘技などのスポーツ記事も注目されている。それにチャラチャラした女性が好きそうなレストランの紹介ではなく、屋台で豪快に食べるアジア料理の店などの企画が、これからの男性週刊誌に求められるそうだ。そういった理由などで、スコラ誌から軍事企画の連載を頼まれた。今回はその第1回目である。この本の読者対象は若いサラリーマンや学生であっても、記事の中身に一粒は軍事の専門家を唸らせる内容を書くつもりである。このスコラ誌新連載で、感想や企画の要望などがあればメールをください。よろしく。 |